第二新卒の志望動機はどう作る?「御社だから働きたい」が伝わる考え方

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※この記事はプロモーションを含みます。

第二新卒の転職活動で、

「志望動機をどう書けばいいのか分からない」

と悩む人は少なくないと思います。

求人票を読む。

会社のホームページを見る。

企業理念を調べる。

そして書き始めると、

御社の企業理念に共感し、志望いたしました。

という文章になる。

間違いではありません。

でも、書いた本人も、

「これ、ほかの会社にも使えそうだな……」

と感じてしまうことがあります。

志望動機というと、

「応募先の会社をどれだけ褒められるか」

を競うもののように感じるかもしれません。

けれど、本当に伝えたいのはそこではありません。

自分はこれまでどんな仕事を経験したのか。

その中で、どんな働き方や仕事に興味を持ったのか。

なぜ、その業界なのか。

そして、

なぜ同じ業界の中でも、この会社なのか。

そこがつながって初めて、

「この人は、ちゃんと考えて応募しているんだな」

と伝わりやすくなります。

この記事では、

・第二新卒の志望動機で採用担当者が知りたいこと
・「企業理念に共感しました」だけでは弱くなりやすい理由
・志望動機を「経験→仕事観→会社→入社後」で組み立てる方法
・「なぜこの業界か」と「なぜこの会社か」の違い
・企業研究から志望動機の材料を探す方法
・職歴が浅くても、自分なりの志望動機を作る考え方

を順番に整理していきます。

立派な言葉を並べなくても大丈夫です。

「私はなぜ、この会社で働いてみたいと思ったのか」

その理由を、自分の経験から探していきましょう。

第二新卒の求職者が求人情報や会社資料を見ながら応募先を調べている様子

第二新卒の志望動機で採用担当者は何を知りたい?

志望動機を考えるとき、

「どんなことを書けば評価されるのだろう」

と考えてしまいがちです。

でも採用する側から見ると、知りたいことはもっと基本的です。

なぜ転職しようとしているのか。

なぜこの仕事を選んだのか。

なぜこの会社なのか。

そして、

入社したら、どんなふうに働きたいのか。

こうしたことが、一本につながっているかを知りたいのです。

「入りたい気持ちの強さ」だけを見ているわけではない

志望動機という言葉から、

「御社に入りたいです!」

という熱意を強く伝えればよいと思うかもしれません。

もちろん、応募先への関心は大切です。

でも、

御社が第一志望です。
御社の事業に強く魅力を感じています。
ぜひ御社で働きたいです。

と何度言われても、

「なぜ?」

が分からなければ、採用側は判断しにくいものです。

たとえば、前職でお客さまから直接要望を聞く仕事を経験した。

その中で、相手の話を聞いて提案することにやりがいを感じた。

だから、より提案の幅が広い仕事をしたいと思った。

そして応募先では、○○という形でお客さまへの提案を行っている。

ここまでつながれば、

「入りたいです」

という言葉を何度も重ねなくても、

なぜ応募したのか

が見えてきます。

退職理由と志望動機は、実は一本につながっている

退職理由と志望動機は、別々の作文ではありません。

たとえば、前職で仕事内容が自分の希望と違った。

その経験から、

「自分は○○に関わる仕事をしたい」

と分かった。

そこで、実際に○○を担当できる会社を調べた。

その中で、この会社の△△という仕事に関心を持った。

これなら、

退職した理由

と、

応募した理由

がつながります。

逆に、退職理由では「仕事内容が合わなかった」と言っているのに、志望動機では突然「御社の理念に共感しました」だけになると、本人の中ではつながっていても、読む側にはその道筋が見えません。

退職理由をどう整理するか迷っている方はこちらで詳しく解説しています。

第二新卒の面接で退職理由をどう伝える?前職批判にせず「次」を伝える答え方

第二新卒では「これまで」と「これから」の両方を見る

第二新卒では、社会人経験がまだ長くない人も多いでしょう。

大きな売上実績。

大人数のマネジメント経験。

専門分野での長年の経験。

そうしたものがないから、

「志望動機に書けるものがない」

と思うかもしれません。

でも、採用側が知りたいのは、立派な実績だけではありません。

短い期間でも、どんな仕事をしたのか。

何に難しさを感じたのか。

何に面白さを感じたのか。

何が得意そうだと分かったのか。

そして、

それを次の仕事でどう生かしたいのか。

こうしたことも、十分に志望動機の材料になります。

採用担当者が第二新卒の応募者の話を自然に聞いている様子

採用担当者も「この人と自社の接点」を探している

採用に関わって応募書類を読んでいると、私は、

「この人の中に、うちの仕事とつながるものはないだろうか」

と探すことがあります。

資格。

仕事の経験。

アルバイト。

趣味。

工夫したこと。

失敗から学んだこと。

一見すると小さな経験でも、仕事につながりそうなものがあれば、

「もう少し詳しく話を聞いてみたい」

と思うことがあります。

だからこそ、志望動機では、会社のことばかり書いてしまうのは少しもったいない。

会社について調べることは必要です。

でも、その会社の情報と、

自分の経験がどこでつながったのか

まで書いてほしいのです。

「御社の理念に共感しました」だけでは、なぜ弱いのか

志望動機でよく見かける表現の一つが、

御社の企業理念に共感しました。

です。

この言葉そのものが悪いわけではありません。

本当にその理念に共感して応募することもあるでしょう。

問題は、

そこで文章が終わってしまうこと

です。

採用側には「あなたがなぜ共感したのか」が分からない

たとえば、

「お客さまを第一に考える」という御社の理念に共感しました。

と書いてあったとします。

読む側には、一つ疑問が残ります。

なぜ、その言葉に共感したのだろう?

前職で、お客さまへの対応にやりがいを感じたから。

自分が困ったとき、丁寧に対応してもらった経験があるから。

接客の仕事をして、お客さまの反応が直接返ってくることに面白さを感じたから。

何かしら、本人の経験や考えがあるはずです。

そこまで書くと、同じ「理念に共感しました」でも意味が変わります。

たとえば、

前職でお客さまから直接相談を受ける仕事を経験し、相手の事情を聞いたうえで対応することにやりがいを感じました。そのため、「お客さまを第一に考える」という御社の考え方に共感しています。

なら、

なぜ共感したのか

が本人の経験から分かります。

会社名だけ替えても使える文章になっていないか

応募書類を読んでいて、少し惜しいと感じる志望動機があります。

それは、

会社名を別の会社に替えても、そのまま提出できそうな文章

です。

たとえば、

成長できる環境に魅力を感じました。
御社の企業理念に共感しました。
お客さまを大切にする姿勢に魅力を感じました。

どれも悪いことではありません。

ただ、多くの会社が同じようなことを掲げています。

そこで、志望動機を書いたあと、一度こんな確認をしてみてください。

「この会社名を、同業他社の名前に替えても文章が成立しないか?」

もし成立するなら、もう一段だけ、

「なぜこの会社なのか」

を調べてみる余地があります。

「なぜこの業界か」だけでも足りないことがある

以前、応募書類を読んでいて、業界への志望理由はしっかり書いてあるのに、

なぜ当社へ応募したのかが分からない

ケースがありました。

たとえば、

人の転職を支援する仕事に興味があり、人材業界を志望しました。

ここまでは分かります。

でも採用する側からすれば、

「人材会社はいくつもある。その中で、なぜ当社なのだろう?」

という疑問が残ります。

業界を選んだ理由と、会社を選んだ理由は、似ているようで別です。

この違いについては、このあと詳しく整理します。

第二新卒の求職者が複数の会社資料や求人票を比較しながら自分に合う会社を探している様子

企業理念を使うなら、「自分との接点」まで書く

企業理念は、志望動機の材料として使ってはいけないわけではありません。

むしろ、自分の経験や仕事観と本当につながるなら、十分使えます。

ポイントは、

会社の言葉を紹介して終わらないこと

です。

会社の理念。

↓

自分が経験したこと。

↓

その経験から大切にしたいと思ったこと。

↓

だから、その会社の考え方に関心を持った。

この順番なら、会社のホームページを写しただけの文章ではなく、

自分自身の志望動機

になります。

「立派な志望動機」を作ろうとしなくていい

ここまで読むと、

「かなり深く考えないといけないんだな」

と思うかもしれません。

でも、大げさな体験が必要なわけではありません。

たとえば、

前職では電話対応が苦手でしたが、続けるうちに相手の話を聞いて要点を整理することに面白さを感じるようになりました。

これも経験です。

Excelで毎月同じ作業を繰り返していたので、自分なりに表を整理して作業時間を短くしました。

これも経験です。

チームで仕事をしたとき、一人で進めるより相談しながら進める方が自分には合っていると分かりました。

これも十分です。

志望動機は、自分を大きく見せるための文章ではありません。

これまでの自分と、応募先の会社との間にある接点を見つける文章

です。

では、その接点をどう並べれば、志望動機として分かりやすくなるのか。

ここからは、

「経験 → 仕事観 → 会社 → 入社後」

という4つの順番で整理していきます。

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志望動機は「経験→仕事観→会社→入社後」で組み立てる

志望動機をゼロから考えようとすると、

「何を書けばいいんだろう」

と手が止まりやすくなります。

そこで、文章を書く前に、

4つの材料

に分けて考えてみましょう。

① 経験

これまでの仕事で何を経験したか。

② 仕事観

その経験から、どんな仕事や働き方を大切にしたいと思ったか。

③ 会社

その考えと、応募先のどこがつながったか。

④ 入社後

これまでの経験を、入社後どう生かしたいか。

この順番で考えると、

「御社に魅力を感じました」

だけだった志望動機に、

自分自身の話

が入ってきます。

まずは「会社」ではなく、自分の経験から始める

志望動機を書くとき、最初に会社のホームページを開く人は多いと思います。

企業理念。

事業内容。

社長メッセージ。

採用ページ。

もちろん調べることは大切です。

でも、それだけを読んでいると、文章が会社紹介のようになりやすくなります。

御社は○○という理念を掲げています。
△△という事業にも力を入れています。
その点に魅力を感じました。

これでは、

「会社のことは分かった。でも、あなたのことがまだ分からない」

という状態です。

そこで、少し順番を変えます。

まず自分に、

「これまでの仕事で、印象に残っていることは何だっただろう」

と聞いてみます。

大きな成果でなくて構いません。

・お客さまから直接感謝された
・先輩に教えてもらいながら仕事を覚えた
・問い合わせに対応した
・ミスを減らすためにチェック方法を変えた
・Excelの表を使いやすく直した
・チームで相談して仕事を進めた
・忙しい日に優先順位を考えて対応した

こうした経験でも十分です。

経験から「自分は何にやりがいを感じるのか」を拾う

次に、その経験から自分について何が分かったかを考えます。

たとえば、

お客さまから問い合わせを受け、話を聞いて案内する仕事を経験した。

これだけなら「経験」です。

そこから、

相手が何に困っているのかを聞き、それに合う情報を伝えることに面白さを感じた。

まで進むと、

仕事観

になります。

すると、

「次も人と話す仕事がしたい」

「もっと提案できる仕事に挑戦したい」

という方向が見えてくるかもしれません。

逆に、

一人で集中して資料を整理する仕事の方が自分には合っていた。

と気づく人もいるでしょう。

どちらが立派という話ではありません。

重要なのは、

自分が実際に働いた経験から出てきた考えであること

です。

第二新卒の求職者が過去の仕事経験をメモや付箋で整理している様子

そこから初めて「応募先との接点」を探す

自分の仕事観が少し見えてきたら、ここで会社を調べます。

たとえば、自分が、

「相手の話を聞いて提案する仕事に面白さを感じる」

と分かったとします。

応募先を見ると、営業職でも、決められた商品を販売する仕事なのか、お客さまの課題を聞いて提案する仕事なのか、既存のお客さまとの関係を深める仕事なのか、新規のお客さまを開拓する仕事なのか、仕事内容は違います。

その中で、

御社では、お客さまの課題を聞きながら複数の商品から提案する仕事だと知り、前職で感じたやりがいをさらに生かせるのではないかと考えました。

となれば、

自分と会社の接点

ができます。

最後に「入社後どうしたいか」を加える

最後は、

「だから入社したいです」

だけで終わらせず、自分の経験をどう生かしたいかを考えます。

たとえば、

前職で身につけたお客さまの話を聞く姿勢を生かしながら、商品知識を身につけ、より幅広い提案ができるようになりたいと考えています。

まで入れば、志望動機が未来につながります。

4つをつなげると、志望動機らしくなる

ここまでを一本にしてみます。

前職では、お客さまから問い合わせを受け、状況を確認したうえで必要な案内をする仕事を経験しました。その中で、相手の話を聞き、困っていることに合った提案を考えることにやりがいを感じるようになりました。御社の○○職では、お客さまの課題を聞きながら複数のサービスから提案する仕事ができると知り、これまでの経験を生かしながら、さらに提案力を身につけたいと考え志望しました。

特別に難しい言葉は使っていません。

でも、

経験 → 仕事観 → 会社 → 入社後

がつながっています。

これなら、

「なぜ御社なのですか?」

と面接で聞かれても、書いた文章を暗唱するのではなく、自分の経験をもとに話を続けやすくなります。

第二新卒の求職者が自分の経験と応募先の仕事内容との接点を考えている様子

「なぜこの業界か」と「なぜこの会社か」は別の質問

志望動機を読んでいて、とても一生懸命書かれているのに、少し惜しいと感じることがあります。

その一つが、

「なぜこの業界か」は分かるけれど、「なぜこの会社か」が分からない

文章です。

たとえば、

人の人生に関わる仕事がしたいと考え、人材業界を志望しています。

これなら、人材業界に興味を持った理由は分かります。

でも、採用する側には、もう一つ知りたいことがあります。

「では、人材会社がたくさんある中で、なぜ当社なのだろう?」

ということです。

業界志望理由は「この仕事を選ぶ理由」

たとえば、製造業なら、ものづくりに関わりたい。

IT業界なら、技術を通して仕事を便利にしたい。

人材業界なら、仕事選びを支援したい。

建設業界なら、形に残る仕事に関わりたい。

こうした話は、

なぜその分野を選んだのか

を説明しています。

もちろん必要な情報です。

企業志望理由は「その中で、この会社を選ぶ理由」

一方、企業志望理由では、もう一段具体的にします。

同じ業界でも、会社によって、扱っている商品、対象となるお客さま、仕事の進め方、担当できる範囲、教育体制、営業方法、サービスの特徴などに違いがあります。

だから、

人材業界に興味があります。

で終わらず、

その中でも御社では、○○という層のお客さまに対し、△△まで一貫して支援している点に関心を持ちました。

まで進めます。

「会社名入れ替えテスト」をしてみる

志望動機を書き終えたら、簡単なチェック方法があります。

文章中の応募先企業名を、

同業他社の名前に替えてみる

のです。

それでも、ほぼ同じ文章として成立してしまうなら、

「なぜこの会社か」

がまだ弱い可能性があります。

たとえば、

御社はお客さまを大切にしており、成長できる環境にも魅力を感じています。

という文章。

会社名を替えても、多くの会社で成立しそうです。

では、

御社では入社後○か月間の研修に加えて、配属後も○○という仕組みで仕事を学べることを知りました。前職では仕事を覚える段階で相談相手が少なかった経験から、次は周囲に確認しながら着実に仕事を身につけたいと考えており、その点に魅力を感じています。

ならどうでしょう。

この文章には、

本人の経験

と、

応募先の具体的な特徴

が入っています。

簡単には会社名を替えられません。

「御社でなければ絶対にダメ」とまで言う必要はない

ここで一つ注意したいことがあります。

「なぜこの会社かを書きましょう」

と言われると、

御社でなければ自分の夢は実現できません。

くらいのことを書かなければならないと思うかもしれません。

そこまで大げさにする必要はありません。

転職活動では、複数の会社を検討することも普通です。

採用側も、応募者が自社だけしか見ていないとは限らないことを知っています。

だから、

「この会社にしか存在しない奇跡の理由」を作る必要はない

のです。

その会社を調べて、自分の経験や希望との具体的な接点が一つでも見つかれば、十分に志望理由になります。

志望動機の材料は、企業理念だけでなく「仕事そのもの」から探す

では、

「なぜこの会社なのか」

を見つけるには、何を調べればよいのでしょう。

企業理念だけを一生懸命読む必要はありません。

むしろ、第二新卒の場合は、

実際にどんな仕事をするのか

から調べた方が、自分との接点を見つけやすいことがあります。

求人票の「仕事内容」をもう一度読む

まず見るのは、仕事内容です。

応募職種名だけではなく、

・誰を相手にするのか
・何を扱うのか
・どんな流れで仕事をするのか
・一人で進めるのか、チームで進めるのか
・入社後最初に担当する仕事は何か

まで見ます。

たとえば同じ「営業職」でも、仕事内容はかなり違います。

その中に、前職で経験したことや、

「次はこういう仕事をしたい」

と思っていることとの接点がないか探します。

商品やサービスを見る

応募先が何を提供している会社なのかも大切です。

同じ業界でも、対象となるお客さまや、提供方法が違うことがあります。

そこで、

前職では○○のお客さまへの対応を経験したため、御社の△△というサービスでもその経験を生かせるのではないか。

という接点が見つかることがあります。

「求める人物像」は丸写ししない

採用ページには、

「挑戦できる人」

「主体的に行動できる人」

「チームワークを大切にする人」

などが書かれていることがあります。

これを見て、

私は主体性があります。

とそのまま書くのはおすすめしません。

それより、

自分の経験の中に、それに近い行動がなかったか

を探します。

たとえば、

前職では、毎月繰り返していた集計作業について、自分でExcelの表を見直し、入力方法を整理しました。

という経験があれば、

「主体性があります」

と宣言するより、ずっと具体的です。

会社の「現在の取り組み」も材料になる

企業ホームページには、新しいサービス、新店舗、DX、新しい事業、人材育成、地域への取り組みなどが掲載されている場合があります。

その中に、自分が経験したことや、興味を持っていることと重なるものがあれば、志望動機の材料になります。

ただし、ニュースを見つけたからといって、無理やり入れる必要はありません。

重要なのは、

会社について詳しいことを自慢することではなく、自分との接点を見つけること

です。

第二新卒の求職者が仕事内容や会社資料を見ながら企業研究をしている様子

企業研究は「会社を褒める材料探し」ではない

企業研究というと、応募先の良いところをできるだけたくさん集める作業に見えるかもしれません。

でも、私は少し違うと思います。

企業研究は、

「この会社と自分は、本当に合いそうなのか」を確認する作業

でもあります。

調べた結果、

「思っていた仕事とは違うな」

と分かることもあります。

「自分が大切にしたいこととは、少し違うかもしれない」

と思うこともあるでしょう。

それなら、応募前に分かってよかったとも言えます。

志望動機を書くためだけに会社を調べるのではなく、

自分自身が、その会社を選ぶために調べる。

その姿勢で企業研究をすると、志望動機も自然になります。

志望動機の材料は、すでに自分の中にもある

ここまで見てきたように、志望動機は、会社のホームページから借りてくるものではありません。

半分は会社側にあります。

仕事内容。

サービス。

働き方。

会社の特徴。

そしてもう半分は、

自分の中

にあります。

これまで経験したこと。

得意だったこと。

苦手だったこと。

工夫したこと。

面白いと思ったこと。

次は変えたいと思ったこと。

この二つをつなげることで、

「自分なりの志望動機」

ができます。

そして、第二新卒の場合、

「自分にはまだ大した実績がない」

と感じている人もいるでしょう。

でも、志望動機に必要なのは、華々しい実績だけではありません。

短い社会人経験の中にも、次の仕事へ持っていけるものはあります。

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求人票や企業サイトを読んでも志望動機がまとまらないときは、転職エージェントを情報整理の相談先として使う方法もあります。会社を選んでもらうのではなく、自分で会社を選ぶための材料を増やす使い方です。

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第二新卒だからこそ、立派な実績より「これまでとこれから」をつなぐ

第二新卒の方が志望動機を考えるとき、

「まだ社会人経験が短いから、アピールできるものがない」

と感じることがあります。

営業成績で全国トップになった。

大きなプロジェクトを任された。

何人もの部下をマネジメントした。

そんな実績がなければ、志望動機は弱いのではないか。

そう思うかもしれません。

でも、第二新卒にそこまでの実績がないのは不自然なことではありません。

むしろ大切なのは、

短い社会人経験の中で何を経験し、自分について何が分かり、それを次へどうつなげようとしているか

です。

「普通にやっていたこと」の中にも材料はある

たとえば、

電話対応。

来客対応。

資料作成。

Excelへの入力。

先輩への報告。

お客さまからの問い合わせ対応。

会議の準備。

納期を確認しながら仕事を進めること。

本人からすれば、

「こんなの誰でもやっている」

と思うかもしれません。

でも、志望動機を作るときには、その中で、

何を感じたか

まで見ます。

たとえば、

電話対応を続ける中で、相手の話を聞いて要点を整理することが以前よりできるようになった。

なら、

「人の話を聞いて整理する仕事に興味がある」

につながるかもしれません。

Excelで毎月同じ集計をしていて、入力しやすいように表を少し作り直した。

なら、

「仕事を少しでも効率よくすることを考えるのが好きだ」

と気づくかもしれません。

忙しい日に周囲と相談しながら優先順位を決めて対応した。

なら、

「一人で抱えるより、チームで相談しながら仕事を進める方が自分には合っている」

という仕事観につながることもあります。

志望動機の材料は、

特別な成功体験だけではありません。

若手社員が日常業務の中で経験を積みながら働いている様子

「できること」だけでなく「分かったこと」も使える

第二新卒ならではの強みの一つは、一度会社で働いたことで、学生時代には分からなかったことを少し知っていることです。

たとえば、自分は人と話す仕事が思ったより好きだった。

反対に、一日中人と接するより、集中して作業する時間も必要だと分かった。

仕事を教えてもらうだけでなく、自分から質問することの大切さを知った。

仕事内容だけではなく、仕事の進め方も会社選びでは重要だと気づいた。

こうしたことも、立派な「経験」です。

前の会社で、思うようにいかなかった経験があったとしても、そこから、

「次はこう働きたい」

が見えてきたなら、その経験は志望動機に生かせます。

学歴や前職の会社名だけに頼らなくていい

応募書類を読む側からすると、出身校、前職の会社名、資格などの情報ももちろん目に入ります。

でも、それだけで、

「この人に会ってみたい」

と決まるわけではありません。

会社が一緒に働くのは、学校名でも、前の会社の看板でもなく、

その人自身

だからです。

私が応募書類を読んでいて興味を持つのも、

「有名な会社にいた」

という情報だけではありません。

その会社で、どんな仕事をしたのか。

何を工夫したのか。

どんなことに関心を持ったのか。

その経験を次にどう使おうとしているのか。

そこが見えると、

「もう少し話を聞いてみたい」

と思うことがあります。

小さな経験でも、具体的になると伝わりやすい

たとえば、

業務改善に取り組みました。

だけでは、何をしたのかよく分かりません。

でも、

毎月行っていたExcelの集計作業について、入力方法を見直し、作業時間を短縮しました。

となれば、その人が実際に動いた様子を想像しやすくなります。

さらに数字として説明できるなら、

月に約○時間かかっていた作業を、○時間程度まで短縮しました。

と具体化できます。

数字を無理に作る必要はありません。

しかし、

本当に説明できる具体的な事実があるなら、遠慮して隠さない

若手社員が同僚とホワイトボードを囲みながら業務改善や工夫について話し合っている様子

ことです。

「大したことではないから」

と自分で消してしまうと、採用する側には、その経験は存在しないのと同じになってしまいます。

志望動機では、履歴書と同じことを繰り返さなくていい

応募書類には限られたスペースがあります。

履歴書。

職務経歴書。

志望動機。

自己PR。

それぞれに、

責任感があります。
責任感を持って仕事をしました。
責任感を生かしたいです。

と同じことを繰り返すのは、少しもったいありません。

たとえば、履歴書では基本的な経歴。

職務経歴書では具体的な仕事内容や工夫。

自己PRでは自分の強み。

志望動機では、

その経験や強みを、なぜ応募先で生かしたいのか

を書く。

こうすると、限られた応募書類から、その人のいろいろな面が見えてきます。

志望動機とあわせて、自分が仕事でどのように動く人なのかを伝える自己PRも整理しておくと、応募書類全体に一貫性を持たせやすくなります。

厚生労働省のマイジョブ・カードでも、これまでの経歴やスキルを整理し、応募先で生かせる能力や強みを履歴書・職務経歴書へ活用する考え方が案内されています。

マイジョブ・カード「求職者の方へ」

履歴書・職務経歴書の作り方はこちらで詳しく解説しています。

第二新卒の履歴書・職務経歴書は何を書く?職歴が浅くても伝わる応募書類の作り方

自分の経験が見つからないなら、「強み」から逆に探してもいい

それでも、

「自分には書ける経験が思いつかない」

という場合もあるでしょう。

そんなときは、立派な成果を探すのではなく、普段の仕事で、人から頼まれたこと、苦にならなかったこと、少し工夫したこと、よく任されたこと、自分なりに続けたことを拾ってみてください。

自分では当たり前だと思っていることの中に、他の人から見ると、

「その人らしさ」

が隠れていることがあります。

自分の強みそのものが分からない方はこちらも参考にしてください。

転職で自分の強みがわからない20代へ|職歴が浅くても使える棚卸し術

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自分の経験をどう応募先につなげればよいか迷ったら、転職エージェントに相談して整理する方法もあります。完成文を任せるのではなく、自分の言葉にするための相談先の一つとして使う考え方です。

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まとめ|志望動機は「会社へのラブレター」ではなく、自分との接点を伝えるもの

志望動機というと、応募先の会社を一生懸命ほめなければならない。

そんなイメージを持つ人もいるかもしれません。

でも、企業理念を何度ほめても、会社の事業を詳しく紹介しても、

そこに自分がいなければ、志望した理由はまだ見えてきません。

大切なのは、自分がどんな経験をしてきたのか。

そこから、何を大切にしたいと思ったのか。

応募先のどこに、それとの接点があったのか。

入社したら、これまでの経験をどう生かしたいのか。

その流れです。

「御社だから」を無理に作らなくていい

この会社でなければ人生が終わる。

この会社だけが自分の夢を実現してくれる。

そこまでの理由を作る必要はありません。

たとえば、

「この仕事内容なら、前職で面白いと感じたことをもう少し深められそうだ」

でもいい。

「前職で感じた課題を踏まえると、この会社の仕事の進め方に興味がある」

でもいい。

「自分の経験と、この会社のお客さまが重なっている」

でもいい。

小さくても、本人にとって本当の接点なら、借りてきた立派な言葉よりも、その人の志望理由になります。

会社を調べることは、自分が会社を選ぶことでもある

志望動機を書く目的は、会社から選ばれることだけではありません。

調べてみたら、想像していた仕事内容とは違った。

働き方が自分の希望とは合わなかった。

逆に、

「ここはもっと詳しく話を聞いてみたい」

と思った。

それも企業研究の成果です。

転職は、会社が応募者を選ぶだけではなく、

応募者も会社を選ぶもの

第二新卒の求職者が明るい街を前向きに歩きながら次の会社を選ぼうとしている様子

だからです。

志望動機は、面接で自分の言葉に戻ってくる

書類に、自分とは関係のない立派な文章を書いてしまうと、面接で苦しくなります。

「なぜそう思ったのですか?」

「当社のどこに興味を持ちましたか?」

「前職の経験とどうつながっていますか?」

と聞かれたとき、覚えた文章の外へ出なければならないからです。

でも、自分の経験から作った志望動機なら、少しくらい言葉が変わっても話せます。

それは、作文を覚えているのではなく、

自分のことを話しているから

です。

「ここで働いてみたい」を、自分の経験から説明する

志望動機は、会社へのラブレターではありません。

会社に気に入ってもらうために、美しい言葉を並べる作文でもありません。

自分は、こんな経験をした。
その経験から、こんな仕事を大切にしたいと思った。
その仕事が、この会社にはある。
だから、ここで働いてみたいと思った。

それが伝わればいいのです。

一社目では、自分に合う仕事がまだ分からなかったかもしれません。

働いてみて初めて、向いていること、向いていないこと、面白いこと、大切にしたいことが少し見えてきた人もいるでしょう。

その経験は、次の会社を選ぶときには、もう自分の中にあります。

志望動機は、

「これまでの自分」と「これから働きたい場所」の間にある接点を、まだ自分を知らない人へ渡す文章

です。

そして、その接点を自分自身も納得できているなら、面接でも、丸暗記した言葉ではなく、自分の言葉で、

「ここで働いてみたいと思った理由」

を話せるはずです。

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志望動機は、会社を褒める作文ではなく、自分の経験と応募先の接点を整理するものです。一人で企業研究や応募書類を進めるのが難しい場合は、転職エージェントを情報収集や相談の選択肢として使う方法もあります。

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