※この記事はプロモーションを含みます。
第二新卒の面接で、
「前の会社を辞めた理由を教えてください」
と聞かれると、少し身構えてしまう人もいるでしょう。
「短期間で辞めたことを責められるのではないか」
「本当の理由を言ったら印象が悪くなるのでは」
「前向きな理由を作った方がいいのかな」
そんなことを考えているうちに、用意した答えがだんだん自分の言葉ではなくなってしまうこともあります。
でも、退職理由について聞く面接官が知りたいのは、
「あなたは悪い人ですか?」
ということではありません。
採用する側にとって大切なのは、
・なぜ前の会社を離れることになったのか
・その経験を本人はどう受け止めているのか
・今回の会社選びでは何を変えようとしているのか
・自社へ入ったあと、同じ理由ですぐ辞める可能性はないか
といったことです。
つまり退職理由は、
過去を弁明するためだけの質問ではなく、これからどう働きたいのかを見る質問
でもあります。
この記事では、
・第二新卒の面接で退職理由が聞かれる理由
・本音をどこまで話せばよいのか
・前職批判にならない伝え方
・短期離職や転職回数がある場合の考え方
・人間関係、残業、仕事内容など理由別の答え方
・深掘りされたときの対応
を順番に考えていきます。
無理に「きれいな退職理由」を作る必要はありません。
実際にあったことから何を学び、次はどうしたいのか。
そこを自分の言葉で説明できるようにしていきましょう。

第二新卒の若手男性が面接会場へ向かってオフィス街を歩いている様子
第二新卒の面接で退職理由が重視されるのはなぜ?
第二新卒では、最初の会社を比較的短い期間で離れるケースがあります。
そのため面接では、
「なぜ前職を辞めたのですか?」
「在職期間が短いのはなぜですか?」
と聞かれることがあります。
厚生労働省系の「マイジョブ・カード」でも、再就職の面接でよく聞かれる質問として、
・前職の在職期間が短い理由
・退職理由
・転職回数が多い理由
などが挙げられています。
マイジョブ・カード「再就職の面接で聞かれることと上手に答えるためにすべきこと」
面接官は「またすぐ辞めないか」を確認したい
採用する会社にも、新しい人を迎えるための時間や費用がかかります。
仕事を教える。
周囲がフォローする。
会社の仕組みを覚えてもらう。
そうした時間をかけて採用した人が、すぐ辞めてしまえば、会社側にとっても負担になります。
ですから、
「前の会社を短期間で辞めた」
という事実があれば、
「今回も同じことにならないだろうか」
と確認したくなるのは自然なことです。
これは、短期離職をした人を責めたいからとは限りません。
採用する側として、
次は長く一緒に働けそうか
を判断する材料が欲しいのです。
「なぜ辞めたか」だけではなく「何を学んだか」を見ている
たとえば、
「仕事内容が想像と違ったので辞めました」
という回答があったとします。
採用する側からすると、そこで新しい疑問が生まれます。
「今回の会社でも、想像と違ったら辞めるのだろうか」
です。
でも、
入社後、想定していた仕事内容との違いを感じました。その経験から、会社名や職種名だけで判断せず、入社後に実際に担当する仕事まで確認することが大切だと学びました。今回は仕事内容や配属について事前に確認したうえで応募しています。
まで説明できれば、印象は少し変わります。
退職という出来事そのものは同じです。
違うのは、
その経験を次の会社選びに生かそうとしていること
が見える点です。
一社目の会社選びがうまくいかなかったことを、隠す必要はない
第二新卒の方の中には、
「最初の会社選びを失敗したと思われたくない」
と考える人もいるでしょう。
でも、働いたことがなかった新卒時代に、
自分に合う仕事。
自分に合う上司。
自分に合う職場文化。
自分に合う働き方。
そのすべてを正確に見抜くのは簡単ではありません。
一度働いたからこそ、
「自分にはこれは合わなかった」
「次はここを確認したい」
と分かることもあります。
だから、
一社目が合わなかったことを無理に美化する必要はありません。
大切なのは、
その経験をそのまま繰り返さないために、今は何を考えているのかです。
「そもそも第二新卒に当てはまるのか分からない」という方はこちらで詳しく解説しています。
第二新卒とは?いつまで?新卒1年目でも当てはまる?既卒との違いも解説

面接官が第二新卒の応募者の話を落ち着いて聞いている面接風景
退職理由はどこまで本音で話す?嘘をつかず前職批判にもならない伝え方
退職理由を準備するとき、
「本当のことを言うと印象が悪い」
と思うことがあります。
たとえば、
・上司との関係がうまくいかなかった
・残業が多すぎた
・仕事が合わなかった
・希望した部署に配属されなかった
・会社の考え方が自分に合わなかった
などです。
ここで、
本音を全部隠して、別の理由を作る
必要はありません。
ただし、
感じた感情を、そのまま面接官へ投げつける必要もありません。
この二つの間を考えます。
本当のことと「感情の表現」は分けて考える
たとえば、
上司が最悪で、質問してもまともに教えてもらえませんでした。
これが本人の正直な気持ちだったとします。
でも面接官には、その上司が本当にどんな人だったのか確認できません。
すると、
「人間関係で問題があると相手を悪く言う人なのかな」
という別の印象につながる可能性があります。
そこで、感情を少し離して、
仕事上、何が起きていたのか
を説明します。
たとえば、
配属後、分からない業務について相談する機会を作りにくい状況がありました。自分から質問する時間を確保するなど工夫しましたが、長期的には教育や相談体制のある環境で経験を積みたいと考えるようになりました。
こうすると、
「上司が嫌だった」
という話から、
どんな環境なら自分は働きやすいのか
という話へ変わります。
前職をほめる必要も、悪者にする必要もない
面接では、
「前の会社の悪口を言ってはいけない」
とよく言われます。
すると今度は、
「前職では素晴らしい経験をさせていただきましたが、さらなる成長を求めて……」
と、急に立派すぎる文章になることがあります。
でも本当は、
毎日残業が続いて限界だった。
仕事内容がどうしても合わなかった。
職場環境に悩んでいた。
という場合もあるでしょう。
それをすべて、
「成長したかったから」
に置き換えると、面接で詳しく聞かれたときに苦しくなります。
退職理由は、
前職をほめる作文でも、
前職を批判する作文でもありません。
実際にあったことを、自分の今後につながる形で説明する。
それでよいと思います。
「ポジティブに言い換える」をやりすぎない
たとえば、
残業が多かったことが本当の退職理由だったとします。
それを、
より高い目標へ挑戦し、自分自身を成長させるため転職を決意しました。
とだけ答えたら、きれいではあります。
でも、
「では、当社でどのように成長したいのですか?」
と聞かれたとき、元々考えていなかった話を続けなければならなくなるかもしれません。
それより、
前職では残業が続く時期が多く、仕事と生活の両方を長期的に維持することが難しいと感じました。働く中で、自分は勤務時間をある程度予測できる環境の方が力を発揮しやすいと分かりました。今回は働き方についても確認したうえで、長く働ける会社を選びたいと考えています。
の方が本人の経験とつながります。
無理に明るく塗り替えるのではなく、
過去の事実から、次の選択へつなげる。
こちらの方が自然です。

第二新卒の若手男性がカフェで退職理由や次の働き方についてメモを整理している様子
嘘をつかないことは、面接で自分を守ることにもなる
面接では、一つの回答から追加質問が続くことがあります。
「なぜそう思ったのですか?」
「改善するために何かしましたか?」
「当社で同じことが起きたらどうしますか?」
と聞かれるかもしれません。
作った退職理由では、質問が深くなるほど答えにくくなります。
でも、自分が実際に経験したことなら、
完璧な文章でなくても話せます。
だから私は、
「印象のよい退職理由を作る」より、「自分の経験を整理する」
ことをおすすめします。
退職理由と志望動機は、最後にはつながっている
退職理由は過去。
志望動機は未来。
別々の質問に見えます。
でも実際には、
「前の会社で○○を経験した」
↓
「そこから、自分は△△を大切にしたいと分かった」
↓
「だから△△を実現しやすい御社を志望した」
と一本につながります。
このつながりが見えると、
退職理由は単なる「辞めた言い訳」ではなくなります。
次に必要なのは、
その流れを面接で話しやすい形に組み立てること
です。
この記事では、
「事実 → 行動 → 学び → 次」
という4段階で整理していきます。
退職理由から志望動機へどうつなげればよいか迷う方は、こちらも参考にしてください。
退職理由は「事実→行動→学び→次」で組み立てる
退職理由を面接でうまく話そうとすると、
「どんな言い方なら印象がよいだろう」
と、言葉そのものを考え始めてしまいがちです。
でも、本当に整理したいのは言い回しではありません。
自分に何が起きて、どう動き、何を知り、次はどうしたいのか。
その順番です。
私は、退職理由を次の4段階に分けて考えると整理しやすいと思います。
① 事実
何が起きたのか。
② 行動
その状況に対して、自分は何をしたのか。
③ 学び
その経験から、自分について何が分かったのか。
④ 次
その学びを、次の会社選びや働き方へどう生かそうとしているのか。
この4つがつながると、
退職理由が単なる「前の会社を辞めた説明」ではなく、
次の会社でどう働きたい人なのかを伝える話
になります。
① まず「事実」をできるだけ客観的に置く
たとえば、
仕事内容が合わなかったので辞めました。
だけでは、少し曖昧です。
何が合わなかったのでしょう。
営業だと思って入社したが、実際には事務作業が中心だった。
希望していた業務とは別の部署へ配属された。
求人票で想定していた仕事と、入社後の担当業務に違いがあった。
そうした実際に起きたことまで整理します。
ここでは、
「会社にだまされた」
「ひどい会社だった」
と評価する必要はありません。
まず、
何があったのか
を置きます。
② その状況で「自分は何をしたか」を入れる
ここは、採用側が知りたいところです。
状況が合わなかったとき、
すぐ辞めたのか。
上司に相談したのか。
自分なりに工夫したのか。
一定期間は仕事を覚えようとしたのか。
配置変更について相談したのか。
何をしても退職という結論になったのか。
たとえば、
入社後、想定していた仕事とは異なる業務を担当することになりました。まずは現在の仕事を覚えることに取り組み、そのうえで希望する仕事について上司にも相談しました。
ここまで入るだけで、
「嫌だったから辞めた」
とは違う話になります。
もちろん、必ず何か大きな改善行動をしていなければいけないわけではありません。
職場環境によっては、相談する余地そのものが少なかった場合もあるでしょう。
その場合も、
できなかったことを無理に作る必要はありません。
大切なのは、
事実として自分がどう動いたか
を話せることです。

第二新卒の求職者が退職理由を整理するためにメモやカードを並べて考えている様子
③ 「その経験から何を学んだか」を考える
退職理由で特に重要なのが、この部分です。
たとえば、
「質問しにくい職場だった」
という経験から、
自分は、仕事を覚える初期段階では、質問や相談ができる環境がある方が力を発揮しやすい。
と分かったかもしれません。
「突然の残業が多かった」なら、
残業がゼロであることより、繁忙期や勤務時間の見通しがある程度分かることを重視したい。
と気づいたかもしれません。
「仕事内容が合わなかった」なら、
会社名や職種名だけでなく、入社後半年程度に実際に担当する仕事内容まで確認する必要がある。
と学んだかもしれません。
ここで大切なのは、
「会社が悪かった」で止まらず、「自分について何が分かったか」まで進むこと
です。
④ 最後に「だから次はどうする」を置く
そして最後が、
次
です。
たとえば、
その経験から、今回は教育体制や配属後の業務内容について応募前に確認するようにしています。
次の職場では、仕事内容だけでなく、仕事の進め方や相談体制についても確認したうえで長く働きたいと考えています。
とつなぎます。
この部分があると、面接官から見ても、
「前の会社を辞めた経験が、今回の会社選びに生かされている」
と理解しやすくなります。
4つをつなげると、こんな答え方になる
たとえば「仕事内容が想定と違った」という退職理由なら、
入社後、想定していた仕事とは異なる業務を担当しました。まずは現在の業務を覚えることに取り組み、希望する仕事について上司にも相談しましたが、当面は異動が難しい状況でした。その経験から、自分は○○の仕事で経験を積みたいという方向性が明確になりました。今回は応募前に実際の仕事内容や配属について確認し、○○に取り組める環境で長く働きたいと考えています。
となります。
完璧な模範回答にする必要はありません。
むしろ、
自分の経験に合わせて、少し不器用でも自分の言葉で話せること
の方が大切です。
退職理由と志望動機を別々に作らない
退職理由と志望動機は、面接では別々に聞かれることがあります。
でも内容としてはつながっています。
前の会社で、
何を経験したのか。
そこから、
何を大切にしたいと考えるようになったのか。
そして、
なぜ今回の会社ならそれを実現できそうだと思ったのか。
ここまでつながれば、
退職理由と志望動機に一本の筋が通ります。
「前の会社が嫌だったから辞めた」
と、
「御社の理念に共感したから応募した」
という二つの独立した作文より、
ずっと本人の考えが見えやすくなります。
【画像5をここに挿入】
画像内容:
20代の第二新卒の求職者が、会社説明会や職場見学のあとで若手社員または採用担当者に質問している場面。
配属や仕事内容、働き方について確認していることを象徴。
面接そのものとは違う立った状態の自然な会話にし、既存画像と構図を変える。
明るく前向き、写真調・16:9。
「前の会社で何が合わなかったのか」を、次の会社選びの条件へ変える方法についてはこちらでも詳しく解説しています。
第二新卒の転職で同じ失敗を繰り返さない会社選び|確認したい7つのポイント
人間関係・残業・仕事内容・社風・家庭事情――理由別の伝え方
退職理由は人によって違います。
ここでは、第二新卒の面接で話しにくいことが多い代表的な理由について、
どのように整理すると伝わりやすいか
を見ていきます。
ここでも共通するのは、
前職を悪者にするのではなく、事実と自分の行動、その経験から分かったことを話す
という考え方です。
人間関係が理由だった場合
人間関係の悩みは、実際の退職理由になることがあります。
ただ、
上司と合わなかったので辞めました。
だけでは、面接官からすると判断が難しくなります。
なぜなら、
「次の会社でも人間関係が合わなければ辞めるのだろうか」
という疑問が残るからです。
たとえば、
配属先では質問や相談をするタイミングを取りにくい状況がありました。自分から時間をお願いするなど工夫しましたが、仕事を覚えるうえで長期的に不安を感じるようになりました。この経験から、特に入社後の初期段階では、相談や確認をしながら仕事を覚えられる環境を大切にしたいと考えるようになりました。
なら、
「嫌いな上司がいた」
という話だけではありません。
自分がどんな環境なら仕事を覚えやすいか
まで分かります。
もちろん、人間関係の細かな事情をすべて面接で話す必要はありません。
個人名や感情的な出来事を詳しく説明するより、
仕事上どんな点で困難があり、自分はどう考えたのか
に絞る方が伝わりやすいでしょう。
残業や休日が理由だった場合
「残業が多かった」
もよくある退職理由です。
ここでも、
残業が嫌だったので辞めました。
で終わるより、
何が特に難しかったのか
を整理します。
毎日長時間だったのか。
突然の残業が多く、予定が立てられなかったのか。
休日出勤が続いたのか。
繁忙期が長期間続いたのか。
同じ「残業が多い」でも内容は違います。
たとえば、
前職では突発的な残業が続くことが多く、長期的に生活との両立が難しいと感じました。この経験から、残業時間の少なさだけでなく、繁忙期や勤務時間の見通しをある程度把握できる働き方が自分には大切だと分かりました。今回はその点も確認したうえで、長く働ける環境を探しています。
なら、
単に楽をしたいという話ではなく、長く働くために自分なりの条件を理解した
という説明になります。
仕事内容・配属が理由だった場合
「希望する仕事をさせてもらえなかった」
というケースもあります。
ここは前職批判になりやすいところです。
入社したら話が違いました。
だけではなく、
実際にはどんな仕事だったのか。
その仕事にも一定期間取り組んだのか。
希望について相談したのか。
その経験から何が明確になったのか。
まで整理します。
たとえば、
入社後は○○業務を中心に担当しました。仕事を経験する中で、私は△△に関わる業務により強く関心があると分かり、上司にも相談しました。ただ、当面は現在の配置が続く予定だったため、自分の方向性を考え直し、△△の仕事で経験を積める環境への転職を考えるようになりました。
という形です。
ここでも、
「やらせてもらえなかった」から「自分の方向性が明確になった」へ
話を進めます。
社風や会社の考え方が合わなかった場合
「社風が合わなかった」
という理由は、そのままではかなり抽象的です。
何が合わなかったのでしょう。
個人で競う文化だった。
意思決定のスピード。
新しい提案への考え方。
仕事の進め方。
上下関係。
さまざまです。
以前、採用する側で、
前職で業務改善の提案を積極的に行っていた方
の応募書類を見たことがあります。
その方は改善提案をしたものの、会社の方針や運用上の事情から、なかなか実現には至らなかったようでした。
それでも、
「保守的な会社で嫌だった」
というだけでなく、
自分は仕事の課題を見つけ、改善を考えることにやりがいを感じる
ということが伝わってきました。
だから、
「この人には、もう少し詳しく話を聞いてみたい」
と思いました。
面接でも同じです。
前職では業務の○○に課題を感じ、△△という改善を提案しました。実現には至りませんでしたが、その経験から、自分は業務改善を考えたり、周囲と相談しながら仕事の進め方を変えたりすることにやりがいを感じると分かりました。次の職場でも、まず担当業務を理解したうえで、必要に応じて改善にも取り組みたいと考えています。
なら、
前職批判ではなく、
自分がどんな仕事にやりがいを感じる人なのか
が見えてきます。

若手社員が同僚と資料を囲みながら業務改善について話し合っている様子
家庭の事情で退職した場合
介護。
育児。
家族の転居。
家庭内のさまざまな事情。
本人の仕事への意欲とは別の理由で、退職せざるを得ないこともあります。
その場合、
私生活の細かな事情まで面接で説明する必要はありません。
差し支えない範囲で、
「家庭の事情により退職した」
ことを伝え、
そして面接官が知りたい、
「現在は働ける状態なのか」
を説明します。
たとえば、
家庭の事情により前職を退職しました。現在は必要な環境が整い、継続して勤務できる状況になったため、改めて転職活動をしています。
くらいでもよい場合があります。
無理に詳しい事情を話して、
自分や家族のプライバシーまで差し出す必要はありません。
どんな退職理由でも「次の会社でどうするか」まで考える
人間関係。
残業。
仕事内容。
社風。
家庭事情。
理由は違っても、
面接で最後に伝えたいことは似ています。
「こういうことがありました」
で終わらず、
「そこから私はこう考えるようになり、今回はこういう会社選びをしています」
まで進めることです。
退職した事実そのものは変えられません。
でも、
その経験をどう理解しているか。
次にどう生かそうとしているか。
そこは、今から変えることができます。
そして次に問題になるのが、
在籍期間が短い場合や、転職回数が複数ある場合にどう説明するか
です。
一つの退職理由だけではなく、
「なぜ何度か転職することになったのか」
まで聞かれる場合があります。
そこでも、過去を隠すより、
複数の経験から何を学んだのか
を整理することが大切です。
↓自分の言葉で整理するのが難しいと感じたら転職エージェントナビの公式サイトへ
退職理由を、自分の言葉で整理するのが難しいと感じたら【PR】
人間関係、残業、仕事内容、社風など、退職理由は一人で考えると 「前職批判に見えないか」「うまく説明できるか」と迷いやすいものです。 そんなときは、転職エージェントを相談先の一つとして使い、 面接で伝えたい内容を第三者の視点から整理してみる方法もあります。
※転職を急いで決める必要はありません。サービス内容・対象者・利用条件などを確認したうえで、 自分に合うと感じた場合に利用してください。
短期離職・転職回数が多い場合はどう答える?
第二新卒の中には、
「在職期間が短いことを、どう説明すればいいのだろう」
「すでに何社か経験しているので、不利に見られないだろうか」
と心配している人もいるでしょう。
たしかに面接では、
「なぜ短期間で退職したのですか?」
「転職が続いている理由は何ですか?」
と聞かれることがあります。
でも、ここでも基本は同じです。
過去を消すことはできません。
そして、無理に小さく見せたり、立派な理由に作り替えたりする必要もありません。
大切なのは、
「なぜそうなったか」だけでなく、「その経験から何を学び、今回は何を変えているか」まで話すこと
です。
短期離職を必要以上に謝らない
在職期間が短いと、
短期間で退職してしまい、本当に申し訳なく思っています。
と、最初から自分を下げるように話してしまう人もいます。
でも、面接は謝罪の場ではありません。
もちろん、
「何も考えず辞めました」
という態度でよいわけでもありません。
ただ、
退職した事実を必要以上に自分の欠点として扱う必要はない
と思います。
たとえば、
入社後、実際の仕事内容と自分が想定していた仕事に違いがありました。一定期間は担当業務に取り組み、今後についても相談しましたが、長期的に自分が目指したい方向とは異なると考え、転職を決めました。その経験から、今回は仕事内容や配属について事前に確認するようにしています。
と説明できれば、
単に、
「すぐ辞めた人」
ではなく、
経験を次の会社選びに生かそうとしている人
として見てもらえる余地が生まれます。

第二新卒の求職者が自分の職歴や退職理由を振り返りながら整理している様子
転職回数が複数あるなら、「一社ずつ言い訳」しない
転職回数が増えると、
一社目を辞めた理由。
二社目を辞めた理由。
三社目を辞めた理由。
と、一つずつ説明しなければならないと思うかもしれません。
もちろん、聞かれれば個別に答える必要があります。
でも、それだけでは、
退職理由の羅列
になってしまいます。
大切なのは、
複数の経験を通じて、
自分は何を学んだのか
をまとめることです。
たとえば、
一社目では仕事内容を重視して入社し、二社目では勤務条件を重視して会社を選びました。ただ、実際に働く中で、自分が長く働くためには仕事内容や条件だけでなく、教育体制や仕事の進め方も重要だと分かりました。今回はその点も確認しながら会社を選んでいます。
という話なら、
「転職が多い」という過去を、
会社選びの基準が少しずつ明確になってきた経験
として説明できます。
「次こそ絶対に辞めません」と約束しなくていい
面接で短期離職について聞かれると、
次は絶対に辞めません。
と言いたくなるかもしれません。
でも、未来のことを誰も断言はできません。
会社側も、本当に知りたいのは、
「絶対に辞めないという約束」
ではなく、
前回と同じ会社選びを繰り返さないために、今回は何を確認しているか
でしょう。
ですから、
今回は仕事内容だけでなく、教育体制や働き方についても確認したうえで応募しています。前職で分かった自分の希望を踏まえて、長く働ける環境を選びたいと考えています。
のように、
現在している具体的な行動
を話す方が自然です。
書類と面接で、話がずれないようにする
もう一つ気をつけたいのが、
履歴書・職務経歴書と面接での説明です。
書類では、
「キャリアアップのため」
と書いている。
でも面接では、
「残業が多かったため」
と話す。
これでは、
「本当の理由はどちらなのだろう」
と思われるかもしれません。
退職理由をきれいに見せるために書類だけ別の話を作るより、
書類でも面接でも、自分の経験を同じ一本の線で説明できる状態にしておく
方が安心です。
履歴書・職務経歴書で何をどう書くか迷っている方はこちらも参考にしてください。
第二新卒の履歴書・職務経歴書に書くことがない?採用担当者に伝わる書き方を解説
「またすぐ辞めませんか?」と深掘りされたら
退職理由を一度答えて終わり、とは限りません。
面接官から、
「もう少し続ける選択肢はなかったのですか?」
「当社でも合わないことがあったら辞めますか?」
「前職で改善するために何をしましたか?」
「新卒時の会社選びは失敗だったと思いますか?」
と聞かれることもあります。
こうした質問を受けると、
「疑われている」
と感じるかもしれません。
でも、ここで慌てて完璧な答えを作ろうとする必要はありません。
深掘りされるほど「暗記した模範回答」は苦しくなる
面接対策を調べると、
退職理由の例文がたくさん出てきます。
転職エージェントから、
「こう答えるとよいですよ」
とアドバイスを受けることもあるでしょう。
AIに文章を整理してもらう方法もあります。
私は、それ自体は悪いことだと思いません。
問題は、
出来上がった文章を、自分で理解しないまま暗記すること
です。
たとえば、
より成長できる環境を求めて転職を決意しました。
と覚えたとします。
すると、
「具体的にどのような成長ですか?」
「前職では成長できなかったのですか?」
「当社のどこでそれが実現できますか?」
と質問された途端、
準備していないところへ話が進みます。
だから、
例文を覚えるより、自分の経験を理解しておく
方が強いのです。

第二新卒の応募者が面接で退職理由について追加質問に落ち着いて答えている様子
「もう少し続けられなかったのですか?」と聞かれたら
これは短期離職では答えにくい質問の一つです。
ここでも、
「無理でした」
だけで終わらず、
続けるために何を考えたか
を説明します。
たとえば、
入社後しばらくは担当業務を覚えることに取り組み、上司にも今後の仕事内容について相談しました。ただ、当面は配置や業務内容が変わる予定がなく、自分が長期的に目指したい方向と異なると判断しました。
と話せます。
一方で、
本当に相談する余地もなく、心身や生活への負担が大きかった場合などは、
無理に、
「私はあらゆる努力をしました」
という物語を作る必要はありません。
事実の範囲で話しましょう。
「うちでも嫌なことがあれば辞めますか?」と聞かれたら
この質問に、
いいえ。絶対に辞めません。
と即答する必要もありません。
働いていれば、
思っていたこととの違い。
人間関係。
忙しい時期。
失敗。
不満。
何かしらは起こります。
だから、
前職の経験から、入社前に確認すべきことがあると学びました。また、働き始めてから問題があった場合も、まず相談や改善を試みたいと考えています。それでも長期的に難しい場合には改めて考えることになると思いますが、今回は前回より会社選びの段階から慎重に確認しています。
くらいの方が、
現実を分かったうえで答えている印象になります。
新卒時の会社選びを「失敗」と決めつけなくてもいい
「前の会社選びは失敗でしたか?」
と聞かれたら、
私は必ずしも、
「はい、失敗でした」
と言う必要はないと思います。
一度働いてみたからこそ、
自分が何を大切にする人なのか分かった。
向いている仕事と向いていない仕事が少し見えた。
会社を見るときに確認すべきことが分かった。
それなら、
結果として長く働くことはできませんでしたが、自分の仕事選びの基準を知る経験にはなりました。
と答えることもできます。
前職での時間を、
すべて無駄だったことにする必要はありません。
転職エージェントやAIを使っても、最後は「自分の言葉」に戻す
面接準備では、
一人で考えるより、
誰かに聞いてもらった方が整理しやすいことがあります。
転職エージェントへ相談する。
家族や知人に話してみる。
自分で書き出す。
AIを使って言葉を整理する。
どれを使ってもかまいません。
ただ最後に、
その文章を閉じて、
「では、自分ならどう話すか」
を一度声に出してみてください。
少しくらい言葉につまっても大丈夫です。
完璧な文章より、
質問されたときに自分の経験として続きを話せること
の方が大切です。
↓一人で整理するのが難しければ転職エージェントナビの公式サイトへ自分
面接の退職理由を一人で整理するのが難しいと感じたら【PR】
「この伝え方で前職批判に見えないか」「自分の経験をどう志望動機につなげればいいか」と迷ったら、 転職エージェントに第三者の視点で整理してもらう方法もあります。 会社を選んでもらうのではなく、自分で会社を選ぶための相談先の一つとして使う考え方です。
※転職を急いで決める必要はありません。サービス内容・対象者・利用条件などを確認したうえで、 自分に合うと感じた場合に利用してください。
転職エージェントそのものを使うか迷っている方はこちらで詳しく解説しています。
第二新卒は転職エージェントを使うべき?メリット・デメリットと無料の仕組みを解説
まとめ|退職理由は「過去の弁明」ではなく「次にどう働くか」を伝えるもの
第二新卒の面接で退職理由を聞かれると、
「辞めたことを責められている」
と感じてしまうかもしれません。
でも、退職理由について話すときに必要なのは、
過去を消すことでも、
きれいに飾ることでもありません。
前の会社で何があったのか。
そのとき、自分はどうしたのか。
そこから何を学んだのか。
そして、
次はどんな働き方をしたいのか。
それを整理することです。
退職した事実より、その後どう考えたか
人間関係が合わなかった。
残業が多かった。
仕事内容が違った。
社風が合わなかった。
家庭の事情があった。
短期間で辞めた。
転職が何度か続いた。
人によって事情は違います。
でも、どんな理由であっても、
その経験から何も学んでいない人と、
一度立ち止まって、
「次はどうしたいのだろう」
と考えた人とでは、
同じ退職経験でも意味が変わってきます。
前の会社を悪者にしなくても、自分の苦労は話せる
前職批判を避けるというのは、
嫌だったことを、
「すべて素晴らしい経験でした」
と塗り替えることではありません。
つらかったことは、
つらかった。
合わなかったことは、
合わなかった。
それでも、
何が起きたかを事実として整理し、その経験から自分について何が分かったかを話す。
それなら、自分の気持ちを否定せずに伝えることができます。
面接は、作文を発表する場所ではない
退職理由の模範回答を暗記して、
一字一句間違えずに話すことが目的ではありません。
むしろ、
少し言葉を探しながらでも、
「私はこういう経験をして、こう考えるようになりました」
と話せる方が、
その人自身が見えてくることがあります。
応募書類も面接も、
作文コンクールではありません。
あなたがどんな人で、
何を経験し、
これからどんなふうに働きたいのか。
それを、まだあなたを知らない人へ伝えるためのものです。

第二新卒の若手男性が明るい街を前向きに歩きながら次のキャリアへ進んでいる様子
一社目が、自分に合わなかった。
短期間で辞めることになった。
思うように働けなかった。
それで、働くことそのものまで嫌いになる必要はありません。
前の会社では分からなかったことを、
今は少し知っている。
自分が苦手な環境。
大切にしたい働き方。
やってみたい仕事。
会社を見るときに確認したいこと。
その一つひとつは、
前の会社で働いたからこそ手に入ったものでもあります。
面接は、
前の会社を辞めた自分を裁いてもらう場所ではありません。
「いろいろあった。でも、その経験を持って、私は次へ進もうとしています」
それを、まだ会ったばかりの相手へ伝える場所です。
退職理由もまた、
過去に置いてくるだけのものではなく、
次の場所へ持っていける材料の一つ
なのだと思います。
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退職理由を整理することは、過去を取り繕うことではありません。 自分がどんな環境なら働きやすく、何を大切にしたいのかを知ることでもあります。 一人で会社選びや面接準備を進めるのが難しい場合は、 転職エージェントを情報収集や相談の選択肢として使う方法もあります。
※転職を急いで決める必要はありません。サービス内容・対象者・利用条件などを確認したうえで、 自分に合うと感じた場合に利用してください。

