介護職の転職で働きやすい職場を選ぶには?求人で確認したい7つのポイント

介護職への転職で働きやすい職場を選ぶポイントを紹介するアイキャッチ画像 職種・業界別の転職

※この記事はプロモーションを含みます。

「介護職へ転職したい。でも、どんな職場を選べば働きやすいのだろう」

求人を見始めると、

「未経験歓迎」
「研修制度あり」
「資格取得支援あり」

といった言葉がたくさん目に入ります。

給与も気になります。

休日も大切です。

できれば通いやすい職場がいい。

夜勤についても考えなければならない。

そうして条件を一つずつ見ているうちに、

「結局、何を基準に選べばいいんだろう」

と分からなくなることがあります。

でも、最初に一つ知っておきたいことがあります。

「働きやすい介護職場」は、誰にとっても同じではありません。

日中を中心に働きたい人もいれば、夜勤を含む勤務を希望する人もいます。

給与を重視する人。

休日を重視する人。

未経験だから、まず研修を重視したい人。

これから資格を取り、長く介護の仕事を続けたい人。

何を大切にしたいかによって、選ぶ職場も変わります。

だから介護求人を探すときは、

「一番条件の良い会社はどこ?」

と考えるより先に、

「自分は、どんな条件なら無理なく働き続けられそうか」

を考えてみましょう。

この記事では、

仕事内容、施設の種類、勤務時間、夜勤、休日、研修、資格取得支援、キャリア、待遇などを順番に確認しながら、自分に合う介護職場を選ぶための物差しを作っていきます。

転職活動は、

会社から自分が選ばれるだけではありません。

自分も、これから働く会社を選ぶ側です。

まずは、自分にとっての「働きやすさ」から考えてみましょう。

介護職場を選ぶ7つのチェックポイント
① 仕事内容・施設の種類
② 勤務時間・夜勤・休日・通勤
③ 研修・OJT
④ 資格取得支援
⑤ キャリア
⑥ 給与・手当・福利厚生
⑦ 面接も使って「自分に合うか」を確かめる


介護職の「働きやすい職場」は人によって違う

「働きやすい会社」と聞くと、

残業が少ない。

休日が多い。

給与が高い。

そんな条件を思い浮かべるかもしれません。

もちろん、どれも大切です。

ただし、すべての条件が同じように重要とは限りません。

たとえば、家族との時間を大切にしたい人にとっては、勤務時間や休日が大きな条件になるでしょう。

未経験から介護へ転職する人なら、

「仕事をきちんと教えてもらえるか」

を最優先にしたいかもしれません。

すでに介護経験がある人なら、

資格取得やキャリアアップを重視することもあります。

大切なのは、

他人にとって働きやすい会社ではなく、自分にとって働きやすい会社を探すこと

です。

まず「大切にしたい条件」を3つ考えてみる

求人を開く前に、紙やスマホのメモへ、

転職先で大切にしたいこと

を書いてみてください。

たとえば、

  • 夜勤の有無
  • 休日・シフト
  • 通勤時間
  • 給与・手当
  • 未経験者向けの研修
  • 資格取得支援
  • 子育てとの両立
  • 将来のキャリア

などがあります。

最初から全部を満たす求人を探す必要はありません。

むしろ、

「ここだけは大切にしたい」

という条件を3つ程度決めてみます。

そして残りは、

「できれば満たしたい条件」

として考えてみる。

そうすると、求人を比較しやすくなります。

介護職への転職に向けて自分が大切にしたい勤務条件を整理する女性


「人気がある職場」と「自分に合う職場」も同じとは限らない

求人の口コミやランキングを見て、

「この働き方が一番良さそうだ」

と思うこともあります。

ただ、他の人に合っている働き方が、自分にも合うとは限りません。

たとえば夜勤。

できれば避けたい人もいます。

一方で、夜勤を含む勤務を選択肢として考えている人もいるでしょう。

通勤も同じです。

家から近いことを最優先する人もいれば、

少し遠くても研修制度や仕事内容を重視する人もいます。

ですから、

「介護職で一番働きやすい施設はどこ?」

と探すより、

「自分はどんな一日なら無理なく続けられそうか?」

と考える方が、自分に合う求人へ近づきやすくなります。

介護の仕事内容そのものや、施設・デイサービス・訪問介護などの違いをまだよく知らない場合は、先にこちらの記事を読むと全体像をつかみやすいでしょう。

介護職は未経験から転職できる?仕事内容・資格・働き方を初心者向けに解説


仕事内容と施設の種類を確認する

自分の希望条件を少し整理できたら、次は求人の仕事内容を見ます。

ここで注意したいのは、

「介護職募集」という職種名だけで判断しないこと

です。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」を見ても、施設介護員の仕事には身体介助や生活支援のほか、レクリエーション、看護職との連絡・調整、家族との連絡、送迎など幅広い業務があります。

一方、訪問介護では利用する方の自宅へ行き、身体介護や掃除・洗濯・調理などの生活援助を行います。

同じ「介護」でも、働く場所によって一日の姿はかなり変わるのです。

求人票では「一日何をするのか」を見る

求人情報を開いたら、まず仕事内容を具体的に読んでみましょう。

たとえば、

食事や入浴の支援。

移動の介助。

レクリエーション。

介護記録。

送迎。

夜間の対応。

利用する方や家族との連絡。

職員同士の情報共有。

などです。

自分がその職場で朝から働いているところを想像してみます。

「この仕事なら興味を持てそう」

と思う部分もあるでしょう。

反対に、

「この業務はもう少し詳しく知りたい」

というところも出てくるかもしれません。

それで構いません。

求人票は、

応募するためだけの書類ではなく、その職場で働く一日を想像するための材料

でもあります。


入所型・通所型・訪問では働き方も違う

介護の職場は大きく分けても、いくつかの形があります。

入所型の施設では、そこで生活する利用者を日常的に支えます。

デイサービスなどの通所型では、自宅で暮らしている方が日中に施設を利用します。

訪問介護では、利用する方の自宅へ行って支援します。

それぞれ、

利用する方との関わり方。

勤務時間。

移動。

職員との連携方法。

一日の仕事の流れ。

などが違います。

ですから、

「介護職に転職したい」から、もう一歩具体的に、
「どんな場所で介護の仕事をしたいか」

まで考えてみると求人を選びやすくなります。

厚生労働省 職業情報提供サイト「job tag」

ホームページ|職業情報提供サイト(job tag)
職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです

職種名より「実際の仕事」で比べてみる

同じ介護職の求人が2つあっても、

A社では送迎業務がある。

B社では送迎がない。

A社は日勤中心。

B社は夜勤を含むシフト。

ということがあります。

どちらが良いという話ではありません。

自分の希望と合う方を選ぶ

ということです。

求人を比較するときには、

「介護職」

という大きな名前ではなく、

実際に担当する仕事を一つずつ比べる

ようにしてみてください。

そうすると、

「介護職は向いているか分からない」

という漠然とした迷いから、

「このタイプの介護なら、自分にも合いそうだ」

という具体的な判断へ変わっていきます。


勤務時間・夜勤・休日・通勤を比べる

仕事内容に興味を持てても、

その勤務条件を日々の生活の中で続けられなければ、働きやすい職場とは言いにくいでしょう。

介護求人を見るときは、

「仕事として興味があるか」と「生活として続けられるか」

の両方を見ることが大切です。

夜勤は「ある・なし」だけで判断しない

入所型施設などでは、夜勤を含む勤務がある場合があります。

ここで確認したいのは、

「夜勤あり」

という一項目だけではありません。

どのくらいの頻度なのか。

何時から何時までなのか。

未経験者はいつ頃から夜勤に入るのか。

夜間はどのような体制で働くのか。

などです。

もちろん、

「私は夜勤のない仕事を選びたい」

と最初から決めていても構いません。

大切なのは、

求人の働き方を知ったうえで、自分の希望と照らし合わせること

です。


休日・シフトは自分の生活へ当てはめる

年間休日や週休制度を見るだけでなく、

実際の生活も想像します。

土日に休みたいのか。

平日の休みがあってもよいのか。

家族との予定はどうか。

希望休を相談できるのか。

連休について確認したいのか。

「休日○日」という数字だけでは分からないことがあります。

求人票を見ながら、

このシフトで半年、一年と働く自分を想像してみる

ことが大切です。


通勤は「勤務地」ではなく「勤務時間との組み合わせ」で見る

職場選びで、意外と後回しになりやすいのが通勤です。

でも通勤は、働くたびに発生します。

特に介護の仕事では、求人によって早番や遅番などが設定されていることがあります。

自宅から職場まで30分でも、

朝の勤務開始時間に公共交通機関で到着できるか。

遅番の終了後に帰宅できるか。

車通勤が可能か。

雨の日でも無理なく通えるか。

などまで考えると、実際の負担が見えてきます。

つまり、

勤務地だけでなく、勤務時間 × 通勤手段

で確認します。

介護職への転職前に勤務時間や通勤条件を確認する男性


「働けそう」から「続けられそう」まで考えてみる

ここまで、

仕事内容。

施設の種類。

勤務時間。

夜勤。

休日。

通勤。

を見てきました。

一つひとつは、ごく普通の求人条件です。

でも、それらを自分の生活へ当てはめると意味が変わります。

「この求人なら応募できる」

だけではなく、

「この求人なら、自分の生活の中で続けられそうだ」

と思えるか。

ここまで考えてから求人を見ると、条件の見え方がかなり変わってきます。

実際の募集を見ながら、

「勤務時間はどうなっているかな」

「休日は?」

「自宅から通える施設はあるかな」

と確認してみる方法もあります。

自分の生活に合いそうな介護求人を見てみたい方へ

勤務時間や休日、勤務地などは求人ごとに異なります。実際の募集を見ながら、自分が無理なく続けられそうな働き方があるか確認してみましょう。

※仕事内容・勤務時間・休日などは求人ごとに異なります。
※介護事業者の公式採用サイトへ移動します。

次はさらに、

未経験者にとって重要な研修やOJT、資格取得支援、キャリア、給与・福利厚生

まで見ていきましょう。

未経験なら研修・OJTの中身まで確認する

介護職の求人を見ていると、

「研修制度あり」
「未経験者歓迎」
「教育体制充実」

といった言葉を目にすることがあります。

未経験から介護職へ転職する人にとって、こうした言葉は心強く感じるでしょう。

ただし、職場を選ぶときには、

「研修があるか」だけでなく、「入社後にどうやって仕事を覚えるのか」

まで確認してみることをおすすめします。

介護は、利用する方の生活や安全に関わる仕事です。

仕事内容を説明してもらうだけで、すぐにすべてを一人でできるようになるわけではありません。

実際の現場で、

先輩の動きを見る。

一緒に仕事をする。

分からないことを聞く。

できることを少しずつ増やしていく。

そうした積み重ねも大切になります。

「研修あり」の一言だけで決めない

求人票に「研修あり」と書かれていたら、もう一歩詳しく見てみましょう。

たとえば、

  • 入社時に基礎的な研修があるか
  • 配属後にOJTがあるか
  • 最初は先輩職員と一緒に仕事をするのか
  • 一人で担当するまで、どのような流れになっているか
  • 定期的に仕事を振り返る機会があるか
  • 困ったときに相談できる相手がいるか

などです。

すべてが求人票に書かれているとは限りません。

分からないところは、応募前の問い合わせや面接で確認することもできます。

未経験者にとって大切なのは、

「教えてもらえる制度がある」ことだけではなく、「自分が仕事を覚えていく姿を想像できるか」

です。

介護技術だけでなく「相談できる仕組み」も見る

研修というと、

介助方法や介護についての知識を学ぶ場を思い浮かべるかもしれません。

もちろん、それも重要です。

ただ、実際に仕事を始めれば、

「こういう場合はどうすればいいんだろう」

「自分の対応でよかったのかな」

と迷う場面も出てきます。

そんなとき、

先輩へ質問できる。

チームで相談できる。

仕事を振り返る機会がある。

という環境も、未経験から働き始める人にとって大切です。

立派な研修資料があることと、

現場で分からないことを聞けること

は、少し違います。

求人を見るときには、

「何を学べるか」だけでなく、「困ったときに誰へ相談できるか」

という視点も持ってみましょう。

未経験の介護職員が現場で先輩から仕事を学んでいる様子


未経験だからこそ「育ててもらえる職場」を選ぶ

介護経験がないと、

「採用してもらえるだけでありがたい」

という気持ちになることがあるかもしれません。

でも、未経験だからこそ、

入社後にきちんと仕事を学べる職場かどうか

を確認することが大切です。

最初から何でもできる必要はありません。

一方で、分からないまま仕事を続ける必要もありません。

教わる。

やってみる。

確認する。

少しずつできることを増やす。

そうした過程を支えてもらえる職場かどうかも、「働きやすさ」の一つです。

資格を持っていない状態から介護職を目指す場合の仕事選びや応募準備については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

介護職へ資格なし・未経験から転職するには?仕事選びと応募前の準備を解説
資格なし・未経験から介護職へ転職したい方へ。無資格で始められる仕事と資格が必要な仕事、働きながら学ぶ方法、異業種経験の生かし方、求人選び、応募前の準備まで具体的に解説します。

資格取得支援と、その先のキャリアを見る

転職先を選ぶとき、

「今の自分が応募できるか」

を確認することは大切です。

でも、もう少し先まで見てみましょう。

その職場で働き始めたあと、自分は何を学び、どんな仕事ができるようになっていくのか。

介護の仕事では、経験を積みながら資格取得を目指す人もいます。

今は資格を持っていなくても、

働きながら学ぶ。

研修を受ける。

資格取得を目指す。

仕事の幅を広げる。

という道を考えることができます。

資格取得支援は「ある・なし」だけではなく中身を見る

求人や採用サイトに、

「資格取得支援制度あり」

と書かれていることがあります。

ここでも、

制度があることだけで判断するのではなく、

自分が実際に利用できそうな制度なのか

を確認します。

見るポイントとしては、

  • どの資格や研修が対象になっているか
  • 受講費用について支援があるか
  • 働きながら受講しやすい仕組みになっているか
  • 利用するための条件があるか
  • 資格を取ったあと、仕事の幅がどう変わるか

などがあります。

制度の内容は会社によって異なります。

求人票だけで分からなければ、採用サイトを確認したり、面接で質問したりしてみましょう。

大切なのは、

「資格取得支援がある会社」を探すことではなく、「自分が成長したいと思ったときに使える仕組みがある会社」を探すこと

です。

3年後、5年後の自分も少し想像してみる

転職活動中は、

どうしても、

「採用されるだろうか」

「最初の仕事を覚えられるだろうか」

と、目の前のことに意識が向きます。

それは当然です。

ただ、職場を選ぶときには、少しだけ先も見てみましょう。

介護の経験を積む。

資格を取る。

より専門的な仕事を覚える。

後輩を教える。

リーダーとしてチームに関わる。

管理職を目指す。

介護の仕事にも、いろいろな進み方があります。

もちろん、

「管理職にならなければいけない」

ということではありません。

現場の介護を長く続けたい人もいるでしょう。

大切なのは、

会社が用意した一つの道へ自分を合わせることではなく、自分が進みたい道を考えられる職場かどうか

を見ることです。

「今入れる職場」から「これからも働ける職場」へ

未経験から転職するときは、

「自分でも入れる会社」

を探すところから始まります。

でも、働きやすい職場を選ぶなら、

そこで終わらせない方がよいでしょう。

仕事を覚えられる。

相談できる。

必要なら資格を目指せる。

経験を積んだ先の働き方も考えられる。

そうした環境があるかを見ることで、

「今入れる職場」から、「これからも働いていけそうな職場」

へ、選び方が変わっていきます。

すでに介護職としての経験があり、資格やこれまでの実務を生かして次の職場を探したい方は、介護経験者が転職でこれまでの経験を生かす方法も参考にしてください。

介護職員が資格取得や今後のキャリアについて先輩と相談している様子


研修や資格取得支援も、実際の求人で確認してみる

研修や資格取得支援について考えてみると、

「実際の介護事業者では、どんな制度があるんだろう」

と思うこともあるでしょう。

求人や採用情報を見るときには、

仕事内容や勤務条件だけでなく、

入社後の研修や、資格取得を目指す場合の支援

も一緒に確認してみてください。

いくつかの求人を見るだけでも、

会社によって力を入れているところが違うことが分かります。

入社後の学びやすさも、求人選びのポイントです

仕事内容や勤務条件とあわせて、研修や資格取得支援なども確認しながら、自分が長く働けそうな求人を探してみましょう。

※研修・資格取得支援の内容や利用条件は求人・制度によって異なります。
※仕事内容・勤務条件とあわせて募集要項をご確認ください。
※介護事業者の公式採用サイトへ移動します。


給与・手当・福利厚生は「数字だけ」で決めない

仕事を選ぶうえで、給与は大切です。

生活のために働くのですから、

「やりがいがあれば給与は気にしなくてよい」

という話ではありません。

ただし、求人に表示された金額だけを見て、

「こちらの会社の方が高いから働きやすそうだ」

と決めるのも少し早いでしょう。

給与についても、

その金額が、どんな仕事内容や勤務条件と組み合わされているのか

まで見てみます。

月給だけでなく「内訳」を確認する

求人に月給が書かれていたら、

可能な範囲で内訳も確認します。

たとえば、

  • 基本給
  • 資格手当
  • 夜勤手当
  • 役職手当
  • その他の手当
  • 賞与
  • 昇給

などです。

同じような月給でも、

夜勤の回数。

持っている資格。

担当する仕事。

などによって条件が異なる場合があります。

ですから、

「月給○万円」だけではなく、「どう働いた場合に、その金額になるのか」

を見ることが大切です。

福利厚生も「数の多さ」で決めない

福利厚生についても同じです。

制度が20個ある会社と30個ある会社を比べて、

「30個ある方が働きやすい」

と単純に決めることはできません。

自分にとって実際に必要な制度かどうかを見ます。

たとえば、

子育てと仕事を両立したいなら、育児に関する制度。

資格を取りたいなら、資格取得や研修の支援。

長く働くことを考えるなら、休暇制度。

健康面の支援。

通勤や生活に関わる制度。

などです。

ここでも、

会社がどれだけ多くの制度を持っているかではなく、自分の働き方に必要な制度があるか

を考えます。

平均値は「参考資料」として使う

採用サイトでは、

平均残業時間。

有給休暇の取得状況。

育児休業などの実績。

といった数字が掲載されていることがあります。

こうした数字は、会社を知るための参考になります。

ただし、

会社全体の平均値が、自分の応募する職場や職種にそのまま当てはまるとは限りません。

ですから、

会社全体の数字を見る。

自分が応募する求人を見る。

分からないことは面接などで確認する。

という順番で使うのがよいでしょう。

数字は大切です。

しかし、

一つの数字だけで職場全体を判断しない

ことも大切です。


「条件が良い職場」より「自分が納得できる職場」を探す

ここまで、

研修。

OJT。

相談できる環境。

資格取得支援。

キャリア。

給与。

手当。

福利厚生。

まで見てきました。

どれも、働きやすい職場を選ぶための大切な材料です。

でも、

研修制度がたくさんある会社。

福利厚生が多い会社。

給与が高い会社。

そのどれか一つが、すべての人にとって一番働きやすい会社になるわけではありません。

最初に整理した、

「自分は転職先で何を大切にしたいのか」

へ戻ってみましょう。

仕事をきちんと教えてもらいたい。

資格を取りたい。

収入を大切にしたい。

家族との時間を守りたい。

長く続けられる働き方をしたい。

人によって答えは違います。

だから、

「条件の良い会社」を探すというより、「自分がその条件に納得して働ける会社」を探す。

そんな見方をすると、求人を比べる基準が少しずつはっきりしてきます。

そして、求人票や採用サイトを読んでも分からないことはあります。

実際にはどのように仕事を教えてもらうのか。

職員同士はどう情報を共有しているのか。

自分が入社したら、どんな一日になりそうか。

そうしたことは、

面接を、会社から自分が評価されるだけの場所ではなく、自分が職場を確認する場所として使う

ことで見えてくることがあります。

次は、

面接で何を確認すれば職場選びに役立つのか。

そして、ここまで作ってきた物差しを使って、

実際の介護求人をどう見ればよいのか

を考えていきます。

求人票だけでは分からないことは、面接で確認しよう

仕事内容。

勤務時間。

休日。

研修。

資格取得支援。

給与。

福利厚生。

ここまで確認すれば、求人票から分かることはかなり増えてきます。

それでも、

実際にどのように仕事を教えてもらえるのか。
職員同士はどう連携しているのか。
自分がそこで働いたら、どんな一日になりそうか。

といったことまでは、求人票だけでは分からない場合があります。

そんなときに使いたいのが、面接です。

面接というと、

「自分を良く見せなければ」

「採用してもらえるように答えなければ」

と考えてしまうかもしれません。

もちろん、会社側が応募者を知るための場ではあります。

でも同時に、

応募する側が、その職場で働けそうかを確認する場

でもあります。

「人間関係は良いですか?」より、仕事の仕組みを聞く

職場選びでは、人間関係も気になるでしょう。

ただ、

職場の人間関係は良いですか?

と聞いても、

「良いですよ」

という答えだけでは、実際の様子はなかなか分かりません。

それよりも、

新しく入った職員は、どのように仕事を覚えていきますか。

分からないことがある場合、誰に相談することが多いですか。

職員同士では、どのように情報共有していますか。

一日の仕事の流れを教えていただけますか。

といった質問をしてみます。

こうすると、

職員同士が実際にどう仕事を進めているのか

を知る手がかりになります。

人間関係そのものを直接聞くより、

仕事の仕組みを聞くことで、職場の雰囲気を想像する

という考え方です。


未経験なら「最初の数週間・数か月」を聞いてみる

未経験から介護職へ転職する場合は、

入社直後の流れを具体的に聞いてみてもよいでしょう。

たとえば、

未経験で入社した場合、最初はどのような仕事から始めますか。

先輩職員と一緒に仕事をする期間はありますか。

一人で担当するようになるまで、どのような流れでしょうか。

配属後に相談できる方はいますか。

などです。

「研修制度があるか」ではなく、「自分がどう仕事を覚えるか」

を、ここで実際に確認します。

介護は人によって必要な支援が違う仕事です。

だからこそ、

「研修あり」

の一言だけではなく、

現場に入ってからどう学べるのか

を知っておくことには意味があります。


夜勤・休日など、働き方についても確認してよい

勤務条件についても、求人票を読んで分からないところがあれば確認できます。

たとえば、

夜勤がある場合、月にどのくらいの回数がありますか。

未経験者は、入社後どのくらいから夜勤を担当しますか。

希望休は、どのような形で相談しますか。

などです。

もちろん、求人票に書いてある内容を最初から全部聞き直す必要はありません。

まず募集要項を読む。

そのうえで、

自分が働くために確認しておきたいことを聞く。

この順番なら、質問もしやすくなります。


自分の希望を伝えることも職場選びの一部

面接では、会社へ質問するだけではありません。

自分が大切にしたい働き方についても、必要に応じて伝えます。

たとえば、

夜勤について。

通勤について。

資格取得について。

将来のキャリアについて。

家庭との両立について。

何もかも自分の希望どおりになるとは限りません。

でも、

採用してもらうために、自分の希望をすべて隠してしまう

のも考えものです。

入社できても、その働き方を続けられなければ、転職した目的から離れてしまいます。

面接は、

「この会社に自分を合わせられるか」を確認するだけでなく、
「自分とこの会社の働き方が合いそうか」を確かめる場所

でもあります。

介護職への転職面接で仕事内容や勤務条件について採用担当者に確認する求職者


実際の介護求人を、7つの物差しで見てみよう

ここまで、働きやすい介護職場を選ぶためのポイントを見てきました。

最後に、実際の介護事業者の採用情報を見るときにも、同じ物差しを使ってみましょう。

今回紹介する介護事業者ヒューマンライフケアでは、ケアスタッフをはじめ、さまざまな介護関連職種の求人が掲載されています。

また、研修、資格取得支援、社内認定資格、キャリア形成に関する制度も案内されています。

ただし、

制度がたくさんあるから自分に合う、と先に決める必要はありません。

これまで見てきた7つのポイントを、一つずつ当てはめてみます。

1.仕事内容を見る

まずは、自分が応募を考えている求人の仕事内容です。

同じ介護職でも、

食事や入浴などの支援。

レクリエーション。

送迎。

記録。

夜間対応。

訪問。

など、実際の業務は求人によって異なります。

ヒューマンライフケアの採用情報でも、介護職の仕事は、利用する方の生活支援を中心に、施設形態によって仕事内容が異なることが説明されています。

大きな会社名を見る前に、

「この求人では、自分は実際に何をするのか」

を確認しましょう。


2.勤務時間・休日・勤務地を見る

次は、

勤務開始時間。

終了時間。

夜勤の有無。

休日。

勤務地。

通勤方法。

などです。

求人によっては、

無資格で応募できるもの。

未経験者を対象に含むもの。

夜勤のないもの。

などもあります。

ただし、当然ながらすべての募集が同じ条件ではありません。

自分が検討している求人そのものを確認してください。

「この会社なら大丈夫」

ではなく、

「この求人の働き方なら、自分の生活と合いそうか」

を見ることが大切です。


3.研修・教育制度を見る

今回紹介する介護事業者では、採用時の研修や、入職後の教育・研修に関する仕組みが案内されています。

求人によっては、採用時研修、フォロー面談、資格取得支援、社内認定資格などが紹介されています。

ここでも見るべきなのは、

「研修制度があります」

という会社側の説明だけではありません。

自分が入社する職種・求人では、どの制度を利用できるのか。

そして、

実際にどのように仕事を覚えていくのか。

分からなければ、面接で確認してみましょう。


4.資格取得支援を見る

今回紹介する事業者ヒューマンライフケアでは、ケアスタッフを対象に、

認知症介護基礎研修。

介護職員初任者研修。

介護福祉士実務者研修。

などについて資格取得支援制度が案内されています。

支援の内容は資格や研修によって異なります。

ですから、

「資格支援あり」

という一言だけではなく、

自分が目指したい資格が対象なのか。
どのような支援を受けられるのか。

まで確認してみましょう。

今すぐ資格を取る予定がなくても、

数年働いたあとに、

「もう少し専門的に学びたい」

と思うことがあるかもしれません。

そんなときの選択肢があるかどうかも、長く働く職場を考える材料になります。


5.その先のキャリアを見る

今回紹介する事業者には、

ケアテクニカルマイスター

という社内認定資格も設けられています。

介護技術を学ぶだけではなく、その知識や技術を指導できるレベルまで段階的に身につけることを目指す制度です。

ただし、

「この制度があるから、この会社を選ぶべき」

という話ではありません。

自分は、

現場で介護を続けたいのか。

資格を取得したいのか。

専門性を高めたいのか。

後輩を育てる仕事にも興味があるのか。

管理職を目指したいのか。

自分の希望する将来と、会社のキャリアの道が重なるか

を見るのです。


6.給与・手当・福利厚生を見る

給与については、

求人に表示された月給だけではなく、

基本給。

資格手当。

夜勤などに関する手当。

賞与。

昇給。

なども確認します。

休暇や福利厚生についても同じです。

会社全体の制度を見るだけでなく、

自分が応募する求人にどのような条件が適用されるのか

を募集要項で確認しましょう。

待遇は大切です。

しかし、

給与だけ良くても勤務時間が自分に合わなければ、働きやすいとは感じないかもしれません。

反対に、

福利厚生の項目数が多くても、自分が必要としている制度がなければ意味は変わってきます。

数字と制度を、自分の働き方へ当てはめる。

ここでも判断するのは自分です。


7.最後は「ここで働く自分」を想像する

仕事内容。

勤務時間。

休日。

研修。

資格取得。

キャリア。

待遇。

ここまで確認したら、

最後に一つ考えてみます。

「この職場で働く自分を、少し想像できるだろうか」

朝、職場へ向かう。

利用する方と関わる。

先輩や同僚と仕事をする。

分からないことを聞く。

仕事を覚える。

休みの日には自分の生活へ戻る。

そんな日々を半年、一年と続ける姿を考えてみます。

そこで、

「自分には少し違うかな」

と思うなら、それも大切な判断です。

反対に、

「もう少し詳しく知りたい」

と思えるなら、次に進む候補になります。

求人を見ることは、応募を約束することではありません。

まず比べる。

そして知る。

そのうえで、

自分に合いそうな求人だけを残していけばよいのです。

自分に合う介護職場で利用者や同僚と関わりながら働く介護職員


仕事内容・勤務条件・研修を見ながら、介護求人を探してみる

ここまで作ってきた物差しを使って、実際の求人を見てみましょう。

最初から応募先を一つに決める必要はありません。

仕事内容。

勤務時間。

勤務地。

休日。

研修。

資格取得支援。

などを見比べながら、

「ここなら、もう少し詳しく知りたい」

と思える求人があるか確認してみてください。↓ヒューマンライフケアの公式サイトへ

自分に合う働き方ができそうな介護求人を探してみる

仕事内容や勤務時間、休日、勤務地、研修、資格取得支援などを見比べながら、自分が無理なく続けられそうな求人があるか確認してみましょう。

※仕事内容・応募資格・勤務条件・各種制度は求人によって異なります。
※気になる求人があれば、募集要項をよく確認したうえでご検討ください。
※介護事業者の公式採用サイトへ移動します。


まとめ|「入れる職場」ではなく「続けたい職場」を探そう

介護職へ転職しようと思って求人を見ると、

「自分でも応募できるだろうか」

というところから始まることがあります。

特に未経験なら、

「採用してくれる会社はあるだろうか」

という不安もあるでしょう。

もちろん、

応募できる求人を見つけることは大切です。

でも転職の目的は、

採用されることだけではありません。

そのあとには、

毎日の仕事があります。

朝起きて職場へ行く。

利用する方と関わる。

同僚と働く。

仕事を覚える。

生活のための収入を得る。

休みの日には、自分自身の時間へ戻る。

それを何か月、何年と続けていきます。

だからこそ、

「入れる職場」だけでなく、「自分が続けたいと思える職場」を探す

という視点を持ってみてください。

仕事内容は合いそうか。

勤務時間は生活と合うか。

無理なく通えるか。

仕事を教えてもらえそうか。

資格を取りたいときに学べるか。

数年先の働き方を想像できるか。

待遇に納得できるか。

分からないことを面接で確認できたか。

一つずつ見ていけば、

「働きやすい会社ランキング」

を知らなくても、

自分にとって働きやすそうな職場を判断する材料

は増えていきます。

そして、

良い職場とは、誰にとっても同じ職場ではありません。

給与を一番大切にする人もいる。

休日を大切にする人もいる。

介護をしっかり学びたい人もいる。

家族との時間を守りたい人もいる。

長く現場で働きたい人もいる。

新しい資格や仕事に挑戦したい人もいる。

だから、

他人の正解を探すより、自分にとって大切なものを知ること。

そこから職場選びは始まります。

転職活動をしていると、

「この会社は自分を選んでくれるだろうか」

と考える時間が増えます。

でも忘れないでください。

自分も、その職場を選ぶ側です。

求人を一つ見て、

「ここは違うな」

と分かることも、前進です。

「ここなら少し働く自分を想像できる」

と思えることも、前進です。

急いで答えを出す必要はありません。

仕事内容を知る。

条件を比べる。

分からないことを聞く。

そして、自分で選ぶ。

仕事を選ぶことは、これからの毎日の過ごし方を選ぶことでもあります。

自分に合う職場へ続く道を、一つずつ確かめながら探してください。

タイトルとURLをコピーしました