新卒1年目で会社が合わないと感じたら|辞める・続けるを決める前に考えたいこと

新卒1年目で会社が合わないと感じた20代男性が辞める前に確認したいことを示すアイキャッチ画像 年代・状況別の転職

※この記事はプロモーションを含みます。

「思っていた仕事と、なんだか違う」

「職場の雰囲気になじめない」

「入社してまだ1年もたっていないのに、もう転職を考えている」

そんな自分を見て、

「我慢が足りないのでは?」

と思ってしまう方もいるかもしれません。

同期が普通に働いているように見えたり、家族や友人から「せっかく入った会社なんだから、もう少し続けたら」と言われたりすると、ますます迷います。

一方で、

このまま何年もここで働く姿が想像できない。

そんな気持ちも消えない。

新卒1年目で会社が合わないと感じたとき、難しいのはここです。

まだ経験が浅いから大変なのか。

それとも、

本当に自分と会社との相性が合っていないのか。

本人にも、なかなか区別がつきません。

この記事では、

「1年は絶対に我慢すべき」

とも、

「合わないならすぐ辞めた方がいい」

とも言いません。

まず、いま感じている「合わない」の中身を、一つずつ整理してみましょう。

そのうえで、

  • 今の会社でもう少し試してみる
  • 社内で相談してみる
  • 外の求人を調べてみる
  • 転職について誰かに相談してみる
  • 実際に転職活動を始める

といった選択肢の中から、自分に合う次の行動を考えていけばよいのです。

厚生労働省が2025年10月に公表した最新の集計では、**2022年3月卒の大学卒就職者のうち、就職後3年以内に離職した割合は33.8%**でした。(厚生労働省)

およそ3人に1人という数字です。

もちろんこれは、

「3人に1人が辞めるのだから、自分も辞めていい」

という意味ではありません。

人によって仕事内容も会社も事情も違います。

ただ、

「最初に入った会社を離れる人は、ごく一部の特殊な人だけ」

というわけでもないことは分かります。

大切なのは周囲と比べて結論を出すことではなく、

自分は、今の会社の何に違和感を持っているのか。

そこから考えることです。

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」

新卒1年目で会社が合わないと感じ仕事について考える20代の会社員


「会社が合わない」と感じるのは、おかしなことではない

就職活動では、できるだけ会社について調べます。

会社説明会へ行き、求人票を読み、ホームページを見て、面接でも質問する。

それでも、実際に働いてみなければ分からないことはあります。

入社前には分からないことがある

たとえば求人票に、

「チームで協力しながら仕事を進めます」

と書かれていたとしましょう。

それ自体は間違いではないかもしれません。

しかし実際に入社してみると、

  • かなり個人の裁量が大きい職場だった
  • 困っていても自分から質問しなければ教えてもらえなかった
  • 想像以上にスピードを求められた

ということもあります。

反対に、

「若手にもどんどん仕事を任せます」

という言葉に魅力を感じて入社したものの、実際には最初の1年間は補助的な業務が中心だった、ということもあるでしょう。

ほかにも、

  • 実際の残業時間
  • 職場の人間関係
  • 上司の指導方法
  • 配属された部署の雰囲気
  • 仕事を覚えるペース
  • 評価されるポイント
  • 有給休暇の取りやすさ
  • 転勤や異動の実態

などは、外から完全に把握することが難しい部分です。

就職活動のときに真面目に企業研究をしていたとしても、入社後に初めて分かることはあります。

ですから、

「会社が合わないと感じた=就職活動に失敗した」

と、すぐに自分を責める必要はありません。

まずは、

「入社して初めて分かったことがあった」

くらいに考えてみましょう。


ただし「合わない=すぐ転職」とも限らない

一方で、ここは慎重に考えたいところです。

新卒1年目は、多くのことが初めてです。

仕事そのものだけでなく、

  • 毎朝決まった時間に出勤する
  • 上司へ報告する
  • 社内のルールを覚える
  • 電話やメールに対応する
  • ミスをしたら原因を考える
  • 周囲と予定を合わせて仕事を進める

といった、社会人としての日常にも慣れていかなければなりません。

最初は疲れて当然です。

数か月たつと仕事を覚え、人間関係もできてきて、

「最初ほどつらくなくなった」

という人もいます。

だから、

「つらい=この会社が自分に合っていない」

とは限りません。

問題は、

慣れれば変わる可能性があることなのか。

それとも、

慣れても変わりにくいことなのか。

という違いです。

この二つを見分けるためにも、まず「会社が合わない」という大きな言葉を、もう少し細かく分けてみましょう。


まず「何が合わないのか」を4つに分けてみる

紙でも、スマートフォンのメモでも構いません。

まず、

「私は、この会社の何が合わないと感じているのだろう?」

と書いてみてください。

そして、思いついたことを次の4つに分けてみます。

1.仕事内容が合わない

最初に考えたいのが、仕事そのものです。

たとえば、

  • 入社前に想像していた仕事内容と違った
  • 興味を持てない仕事が多い
  • 自分の得意なことを使う機会がない
  • 単調な仕事ばかりに感じる
  • 逆に、求められるレベルが高すぎると感じる

などです。

ただし、新卒1年目の場合は一つ確認したいことがあります。

今やっている仕事が、この先もずっと続く仕事なのか。

という点です。

新人のうちは、

まず基本業務を覚える
↓
徐々に担当範囲が広がる

という会社もあります。

「仕事内容が合わない」と感じたら、

今だけの新人業務なのか
2年目以降も同じ仕事が中心なのか

可能なら先輩や上司の仕事も観察してみましょう。

それだけで見え方が変わることがあります。


2.職場や人間関係が合わない

仕事内容そのものより、

職場の人との関係がしんどい

ということもあります。

たとえば、

  • 質問しづらい
  • 職場がいつもピリピリしている
  • 上司とのコミュニケーションがうまくいかない
  • 周囲が競争的で落ち着かない
  • 反対に、もっと刺激のある職場で働きたい

などです。

ここでは、

「上司が悪い」
「同僚が悪い」

だけで終わらせず、

自分はどんな環境だと働きやすいのか

まで考えてみると、次の会社選びにも役立ちます。

たとえば、

細かく指示してもらった方が安心して働ける

人もいれば、

ある程度任せてもらった方が力を発揮できる

人もいます。

同じ会社でも、合う人と合わない人がいて不思議ではありません。


3.働き方が合わない

仕事内容には不満がなくても、

働き方が自分の生活に合っていない

ことがあります。

たとえば、

  • 通勤時間が想像以上につらい
  • 残業が多い
  • 休日の予定を立てにくい
  • 転勤の可能性が気になる
  • 出社中心の働き方が合わない
  • 逆に、一人で仕事をする時間が多すぎて孤独を感じる

などです。

これは「甘え」の問題ではありません。

長く働くことを考えれば、

仕事と生活の組み合わせが自分に合うか

は、大切な条件の一つです。

ただし、

「残業が嫌だから、次は残業ゼロ」

と単純に裏返すだけでは、次の会社選びでまた迷う可能性があります。

この話は後半で詳しく考えていきます。


4.会社の考え方や評価方法が合わない

少し見えにくいのが、この部分です。

会社によって、

「良い仕事」の定義は違います。

たとえば、

  • とにかくスピードを重視する
  • ミスを少なくすることを重視する
  • 個人の売上を強く評価する
  • チーム全体の成果を見る
  • 新しい提案を歓迎する
  • 決められた手順を正確に守る

などです。

自分では丁寧に仕事をしているつもりなのに、

「もっと早く」

と言われ続ければ、苦しくなる人もいるでしょう。

逆に、どんどん改善提案をしたい人が、

「昔からこのやり方だから」

という文化の会社に入れば、物足りなさを感じるかもしれません。

どちらが正しいという話ではありません。

自分の働き方と、会社が大切にしていることとの相性です。


ここで一度、4つを書き出してみよう

ここまで読んだら、紙やメモに次の4行を書いてみてください。

分類自分の場合
仕事内容
職場・人間関係
働き方
会社の考え方・評価

全部を埋める必要はありません。

一つだけでも構いません。

たとえば、

会社が嫌なのではなく、今の部署の仕事が合わないのかもしれない。

あるいは、

仕事内容は好きだけれど、働き方が合わない。

と分かるだけでも、大きな前進です。

「会社が合わない」という一言だけでは、

辞めるか、我慢するか

の二択になりがちです。

でも、中身を分けると、

上司に相談してみる
異動の可能性を調べる
もう少し仕事を覚えてから考える
外の会社も少し調べてみる

など、選択肢が増えてきます。

仕事内容や働き方など会社とのミスマッチを整理する20代の会社員

外の選択肢も少し見てみたい方へ

ここまで整理してみても、「今の会社だけを見ていて判断できるのだろうか」と感じる方もいると思います。 転職を決めていなくても、外にはどんな選択肢があるのかを知ることで、 今の職場を別の角度から見られることがあります。

自分に合う転職エージェントを探してみる →

※サービス内容や対象者などを確認したうえで、自分に合うと感じた場合に利用してください。

「自分は第二新卒に当てはまるのだろうか」「第二新卒はいつまでなのだろう」と気になる方もいるでしょう。
第二新卒の意味や年齢・期間、新卒1年目や既卒との違いについては、こちらの記事で詳しく整理しています。

今の会社で変えられること・変えにくいことを分ける

前の章では、「会社が合わない」という気持ちを、

・仕事内容
・職場や人間関係
・働き方
・会社の考え方や評価方法

の4つに分けてみました。

ここまで整理できたら、もう一つ考えてみたいことがあります。

それは、

「今の会社にいながら変えられる可能性があることなのか」

それとも、

「自分一人では変えにくいことなのか」

という違いです。

会社が合わないと感じたときは、つい、

「辞める」
「我慢する」

の二択で考えてしまいがちです。

でも、その間にはいくつもの選択肢があります。

相談や工夫で変わる可能性があること

たとえば、

「仕事が分からないのに、質問する時間がない」

という悩みがあったとします。

これは、会社そのものが合わないというより、

・質問するタイミングを変える
・分からないことをまとめて聞く
・先輩に相談する
・上司に仕事の進め方を確認する

といったことで、状況が少し変わる可能性があります。

ほかにも、

・業務量が多すぎる
・仕事の優先順位が分からない
・担当業務が自分に合わない
・教えてもらう機会が少ない
・特定の人とのコミュニケーションがうまくいかない

といった問題は、相談や担当変更、配置の見直しなどによって状況が変わることもあります。

もちろん、相談すれば必ず解決するという意味ではありません。

会社によって対応も違いますし、希望した異動や業務変更が実現するとは限りません。

それでも、

「辞めるしかない」

と結論を出す前に、

「今いる場所で変えられる余地は残っているだろうか」

と一度考えてみる価値はあります。

自分だけでは変えにくいこと

一方で、自分の工夫だけではなかなか変わらないものもあります。

たとえば、

・会社全体の評価制度
・転勤を前提とした人事制度
・業界特有の勤務時間
・会社全体の文化
・事業そのものの方向性
・個人競争を重視する風土

などです。

もちろん会社の制度は将来変わることもあります。

しかし、

「自分がもう少し頑張れば、会社全体の文化が変わる」

と期待するのは現実的ではない場合があります。

たとえば、

自分はチームで協力する方が働きやすい。

ところが会社は、個人の数字を強く競わせる文化だった。

この場合、

「もっと努力して自分を会社に合わせる」

という方法だけでは、長い目で見ると苦しくなるかもしれません。

反対に、

自分でどんどん仕事を進めたい人が、細かな承認を何段階も必要とする会社に入れば、窮屈に感じることもあるでしょう。

どちらが良い会社、悪い会社という話ではありません。

大切なのは、

「自分と会社の組み合わせが合っているか」

です。

「会社」ではなく「部署」が合わない場合もある

ここも意外に重要です。

「この会社は合わない」

と思っていたものの、よく考えてみると、

「今の部署が合わない」

という場合があります。

大きな会社なら、営業、企画、管理、製造、技術、カスタマーサポートなど、部署によって仕事内容も雰囲気もかなり違うことがあります。

先輩社員の働き方を見たり、社内の異動制度を調べたりすると、

「会社を辞めなくても、別の働き方ができるかもしれない」

と分かることもあります。

逆に、

部署を変えても解決しそうにない。

会社そのものの働き方や考え方に違和感がある。

そう分かったのであれば、それも大切な判断材料です。

我慢することを前提にしなくてよいケースもある

ここまで「少し整理してみる」「相談してみる」と書いてきました。

ただし、どんな状況でも、

「まずは我慢して様子を見ましょう」

という意味ではありません。

職場で深刻な嫌がらせやハラスメントがある場合、賃金や労働時間などの労働条件に大きな問題がある場合、安全面に不安がある場合などは、自分一人で抱え込んで会社に合わせ続けることを前提にする必要はありません。

社内の相談窓口だけでなく、公的な相談窓口など、会社の外へ相談する方法もあります。

厚生労働省「総合労働相談コーナー」

転職を考えるなら、「今の会社から離れること」だけでなく、今の会社で何が合わなかったのかを次の会社選びに生かすことも大切です。
→ 第二新卒で同じ失敗を繰り返さない会社選び|確認したい7つのポイント

転職を考える前に確認したい7つのこと

ここまで整理すると、

「では、自分は転職した方がいいのだろうか」

と考え始める方もいるでしょう。

ただ、ここでも急いで結論を出す必要はありません。

まずは次の7つを確認してみてください。

1.何が一番「合わない」のか言葉にできるか

第一回で整理した4項目をもう一度見てみましょう。

仕事内容なのか。

人間関係なのか。

働き方なのか。

会社の考え方なのか。

全部が嫌だと思っていても、書き出してみると、

「一番大きいのは通勤と残業だった」

「仕事そのものより、今の部署の雰囲気がつらい」

と見えてくることがあります。

転職するにしても、ここが分からなければ、次の会社で何を変えればよいのか分かりません。

2.入社直後だから大変なのか、今後も続きそうなのか

新しい仕事に慣れるまでは、誰でもある程度の負担があります。

半年後、1年後の先輩を見てみてください。

今の自分と同じように苦労しているでしょうか。

それとも、仕事を覚えるにつれて余裕が生まれているでしょうか。

新人期間特有の大変さなら、時間とともに変化する可能性があります。

一方、

先輩たちも同じことで苦労している。

数年たっても働き方がほとんど変わらない。

ということであれば、状況は違います。

「今つらいか」だけではなく、

「半年後、1年後に変わりそうか」

という視点も持ってみましょう。

3.今の会社の中で改善できる余地はあるか

仕事内容なら、担当変更や異動。

仕事量なら、上司への相談。

分からないことが多いなら、教えてもらう方法を変える。

働き方なら、利用できる制度を確認する。

もちろん、すべてが希望どおりになるとは限りません。

それでも、

「試せることは何もない」

のか、

「まだ一つか二つ試せることがある」

のかは分けて考えてみましょう。

4.次の会社では、何を変えたいのか

これは転職を考えるうえで特に重要です。

たとえば、

「今の会社が嫌だから転職したい」

だけでは、次の会社選びの基準になりません。

もう一歩進めて、

「どんな状態になれば、今より働きやすくなるのか」

を考えます。

たとえば、

「残業が嫌」

なら、

なぜ残業がつらいのでしょう。

帰宅時間が毎日読めないことなのか。

長時間働くことそのものなのか。

仕事量が多すぎることなのか。

理由によって、次の会社で確認する条件は変わります。

「人間関係が嫌」

の場合も同じです。

自分は、

・少人数の職場が合うのか
・質問しやすい環境がいいのか
・一人で集中できる時間が必要なのか
・チームで相談しながら進めたいのか

まで考えると、次の会社選びに使える条件へ変わってきます。

5.今の会社で「失いたくないもの」はないか

会社が嫌になってくると、悪いところばかりが目に入りやすくなります。

そこで、あえて逆方向からも考えてみます。

今の会社で、

・休日数には満足している
・給与には大きな不満がない
・同僚とはうまくいっている
・仕事そのものには興味がある
・研修制度は充実している
・通勤は楽

など、

「これは次の会社でもできれば残したい」

という条件はないでしょうか。

転職では、

「嫌なものを捨てる」

だけでなく、

「大切にしたい条件を持っていく」

という考え方も大切です。

6.退職したあとの生活について確認したか

転職したい気持ちが強くなると、

「とにかく今の会社を辞めたい」

という気持ちが先に立つことがあります。

しかし、退職すると生活も変わります。

次の仕事が決まるまでどのくらい生活できるのか。

転職活動に使える時間はどのくらいあるのか。

現在の仕事を続けながら活動するのか。

いったん退職してから探すのか。

これは人によって正解が違います。

だからこそ、感情だけでなく、生活面も一度確認しておくことが大切です。

7.辞める前に「外の世界」を一度見てみたか

今の会社しか知らない新卒1年目では、

「どこの会社もこんなものなのかな」

と思ってしまうことがあります。

反対に、

「転職すれば全部よくなるはず」

と思ってしまうこともあります。

どちらも、まだ比較する材料が少ない状態です。

転職活動を始めることと、

今すぐ退職することは同じではありません。

求人を見てみる。

ほかの会社の仕事内容を調べてみる。

自分の経験ならどんな仕事が候補になるのか調べてみる。

そうすることで、

「今の会社にも良いところがあった」

と気づくかもしれません。

あるいは、

「自分が希望している働き方は、ほかの会社なら実現できるかもしれない」

と分かることもあります。

外を見ることは、

必ず転職するためではなく、

今いる場所を客観的に見るためにも役立ちます。

もし、

「次の会社で何を生かせるのか分からない」
「職歴が浅くて、自分には強みがない気がする」

という場合は、こちらの記事で仕事経験の棚卸し方法を詳しく解説しています。

→「転職で自分の強みがわからない20代へ|職歴が浅くても使える棚卸し術」
https://shigoto-ikiiki.com/20s-career-strengths/

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ここまで確認してみて、

「今すぐ辞めるとは決めていないけれど、ほかにどんな選択肢があるのかは知っておきたい」

と感じる方もいるかもしれません。

自分一人で転職エージェントを探すのが難しい場合は、自分に合いそうな相談先を探すサービスを利用する方法もあります。

転職することを先に決める必要はありません。

まずは、どんな選択肢があるのかを確認するところから始めてもよいでしょう。ここでは、転職エージェントナビをご紹介しています。

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今すぐ転職すると決めていなくても、ほかにどんな仕事や選択肢があるのかを知ることで、 今の会社を客観的に見やすくなることがあります。 自分に合いそうな転職相談先を探してみるのも一つの方法です。

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ここまで整理すると、「辞めるか、我慢するか」という二択からは少し離れられるはずです。

今の会社で変えられること。

自分だけでは変えにくいこと。

そして、次の会社では変えたいこと。

この3つが見えてくると、次に気になるのは、

「そもそも新卒1年目でも転職できるのだろうか」

という点でしょう。

そこで次は、職歴がまだ浅い人の転職と「第二新卒」という選択肢について考えていきます。

新卒1年目でも転職はできる?第二新卒という選択肢

ここまで、

「何が今の会社と合わないのか」

「今の会社で変えられることはあるのか」

「次の会社では何を変えたいのか」

を整理してきました。

それでも、

「やはり別の会社も考えてみたい」

という気持ちが残る方もいるでしょう。

そこで気になるのが、

「新卒1年目の自分でも転職できるのだろうか」

ということだと思います。

「1年しか働いていないから応募できない」とは限らない

新卒で入社してまだ1年程度。

そう聞くと、

「社会人経験が短すぎて、どこからも相手にされないのでは」

と不安になるかもしれません。

確かに、社会人経験が長い人と比べれば、経験した仕事や身につけたスキルはまだ少ないでしょう。

企業によっては、

「なぜ短期間で転職を考えたのか」

を確認されることも考えられます。

一方で、若い人の就職・転職を支援する仕組みもあります。

厚生労働省の「新卒応援ハローワーク」は、大学などを卒業予定の学生だけでなく、卒業後おおむね3年以内の人も利用できます。

担当者制で相談でき、就職活動の進め方や求人選びについて支援を受けることもできます。

厚生労働省「新卒応援ハローワーク」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000132220.html

つまり、

「最初の会社でうまくいかなかったら、もう若手としてやり直す機会はない」

と考える必要はありません。

「第二新卒」という言葉にとらわれすぎなくていい

転職情報を調べ始めると、

「第二新卒」

という言葉をよく目にするようになります。

一般には、学校を卒業して就職したあと、比較的早い時期に転職活動をする若い人を指して使われることが多い言葉です。

ただし、「第二新卒なら卒業後○年まで」と法律で全国一律に決められているわけではありません。

企業や転職サービスによって対象の考え方が異なる場合があります。

ですから、

「自分は第二新卒に入るのだろうか」

という言葉の分類だけで悩みすぎなくてもよいでしょう。

それより大切なのは、

・これまで何をしてきたか
・なぜ転職を考えているのか
・次の会社では何をしたいのか

を自分の言葉で説明できるようにすることです。

短期間で転職を考えた理由は、整理しておこう

たとえば面接で、

「なぜ前の会社を短期間で辞めようと思ったのですか?」

と聞かれたとします。

ここで、

「上司が嫌だったからです」

「会社が最悪だったからです」

だけで終わってしまうと、あなたが次の会社で何を求めているのかが伝わりません。

だからといって、無理に立派な理由を作る必要もありません。

今まで整理してきた内容が、ここで役に立ちます。

たとえば、

「仕事内容そのものには関心がありましたが、実際に働いてみて、自分は一人で成果を競う環境よりも、周囲と相談しながら仕事を進める環境の方が力を発揮しやすいと感じました。次は仕事内容だけでなく、チームの働き方も確認したいと考えています」

という形なら、

単なる不満ではなく、

「経験から何を学び、次にどう生かそうとしているのか」

まで伝えられます。

これは、退職理由をきれいに飾るという話ではありません。

事実を整理し、

「今回の経験から分かったこと」

を自分の言葉にするということです。

新卒1年目の女性が転職面接で仕事内容について質問している様子

次の会社で同じ「合わない」を繰り返さないために

転職すること自体がゴールではありません。

大切なのは、

「次の会社でも同じことで悩まないために、今回の経験をどう使うか」

です。

最初の会社が合わなかった経験は、つらかったかもしれません。

でも、そこから、

「自分には何が合わないのか」

が分かったのであれば、それは次の会社選びの材料になります。

「今の会社と正反対」で選ばない

転職を考え始めると、今の不満をすべて反対にしたくなることがあります。

たとえば、

「残業が多かった」
    ↓
「残業が少ない会社ならどこでもいい」

「上司から細かく指示された」
    ↓
「自由な会社ならどこでもいい」

「仕事が忙しかった」
    ↓
「楽そうな会社に行きたい」

という具合です。

でも、条件を単純に反対にするだけでは、本当に自分に合う会社かどうかは分かりません。

「残業が嫌だった」のなら、

長時間労働そのものが負担だったのか。

予定が読めないことが嫌だったのか。

仕事の進め方に無駄が多いと感じたのか。

そこまで考えてみます。

すると、

「残業ゼロ」

だけではなく、

「予定を立てやすい働き方」

という、自分にとって本当に大事な条件が見えてくるかもしれません。

求人票だけでは分からないことを面接で確認する

最初の就職活動を思い出してみてください。

求人票や会社ホームページを一生懸命読んでも、入社して初めて分かったことがあったはずです。

二社目を選ぶときは、その経験を使えます。

たとえば、

仕事内容について、

「入社後半年くらいまでは、どのような仕事を担当することが多いですか?」

教育について、

「入社後は、誰に質問・相談することが多いでしょうか?」

配属について、

「配属予定の部署では、何人くらいのチームで仕事を進めていますか?」

評価について、

「若手社員の場合、どのような点が評価されることが多いですか?」

などです。

面接は、

「自分が評価されるだけの場所」

ではありません。

自分にとっても、

「この会社で働く姿を想像できるか」

を確認する場です。

退職を決めたあと、「面接でどう説明すればいいのか」が不安な方はこちらで詳しく解説しています。
→ 第二新卒の面接で退職理由をどう伝える?

「働いている人」を見る

可能であれば、会社説明会、面接、職場見学などでは、説明資料だけでなく働いている人の様子にも目を向けてみましょう。

若手社員はどのように働いているか。

社員同士はどんな話し方をしているか。

質問したとき、具体的に答えてくれるか。

もちろん、短時間ですべてを見抜くことはできません。

それでも、

求人票の条件だけで決めるより、判断材料を増やすことはできます。

若い求職者が社員に案内されながら職場見学をしている様子

今回の「合わなかった」を次の会社選びの条件に変える

ここまでの記事で書き出してきたことを、最後に二つに分けてみましょう。

「次の会社では変えたいこと」

そして、

「次の会社でも残したいこと」

です。

たとえば、

【変えたいこと】
急な残業が多く、予定を立てにくかった

【次の会社で確認すること】
残業時間だけでなく、繁忙期や急な残業がどの程度あるか確認する

【残したいこと】
先輩に質問しやすかった

【次の会社でも確認すること】
新人の教育担当や質問できる体制を確認する

このように変換すると、

「今の会社が嫌だから転職する」

から、

「自分が働きやすい会社を選ぶ」

へ考え方が変わってきます。

最初の会社で感じた違和感を、ただ嫌な思い出として捨てる必要はありません。

二社目を選ぶための情報として使えばよいのです。

一人で会社を比較するのが難しい場合は

新卒1年目では、比較できる会社が今の勤務先しかないことも多いでしょう。

求人票を見ても、

「この条件は普通なのか」

「この会社は自分に合いそうなのか」

「自分の経験なら、ほかにどんな仕事が考えられるのか」

判断しにくいことがあります。

そんなときは、転職サイトだけで自分で探す方法のほか、転職エージェントなど第三者の視点を借りる方法もあります。

ただし、

誰かに相談したからといって、その人の意見をそのまま正解にする必要はありません。

求人を見る。

話を聞く。

今の会社と比べる。

そのうえで、

「今の会社でもう少し働いてみよう」

という結論になることもあれば、

「やはり転職活動を進めよう」

という結論になることもあります。

大事なのは、選択肢を知ったうえで自分で決めることです。

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「転職するべきか、まだ分からない」

という段階でも、自分に合いそうな転職相談先を探し、どんな求人や選択肢があるのか確認する方法があります。

今の会社しか知らない状態から、一度外の情報にも触れてみる。

それだけでも、自分が本当に変えたいことが見えてくる場合があります。

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まとめ|「1年だから我慢」でも「合わないからすぐ辞める」でもない

新卒1年目で、

「この会社は自分に合わないかもしれない」

と感じたとき、

すぐに答えを出せないのは不思議なことではありません。

大切なのは、

「まだ1年だから辞めてはいけない」

と年数だけで決めることでも、

「合わないと感じたから、すぐ転職する」

と勢いだけで決めることでもありません。

まず、

「何が合わないのか」

を分けてみる。

次に、

「今の会社で変えられることなのか」

を考えてみる。

そして、

「次の会社では何を変えたいのか」
「今の会社から何を残したいのか」

を整理してみる。

ここまでできれば、最初よりもずっと判断しやすくなっているはずです。

もし転職することになったとしても、

最初の会社選びがすべて無駄になるわけではありません。

実際に働いたからこそ、

自分が苦手な環境。

自分が大切にしたい働き方。

自分が意外にできた仕事。

そうしたものが少しずつ分かってきます。

最初の会社での経験を、

「失敗だった」

の一言だけで終わらせなくてもよいのです。

次の会社を選ぶための材料に変えることができます。

そして、

まだ転職するか決められないなら、

今日は決めなくても構いません。

今いる会社でもう少し試してみる。

誰かに相談してみる。

求人を少し調べてみる。

外の会社について知ってみる。

そうやって判断材料を一つずつ増やしていく方法もあります。

「会社が合わない」

という漠然とした不安が、

「自分は次に何を確認すればいいのか」

へ変わったなら、

この記事を読んだ意味は、もう十分にあると思います。

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転職そのものがゴールではありません。
今より少し、自分らしく力を出せる仕事に近づくこと。
もう一度、少しでも瞳を輝かせて働けるようになること。
そのための選択肢の一つとして、転職を考えてみてください。

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