入社1年未満で転職しても大丈夫?新卒1年目で辞める前に考えたいこと

年代・状況別の転職

「入社してまだ半年なのに、もう辞めたい」

「せめて1年は続けた方がいいのだろうか」

「こんなに早く転職したら、次の会社から根気がないと思われそう」

入社して間もない時期に転職を考えると、仕事そのものの悩みだけでなく、

「1年も続けられなかった自分は大丈夫なのか」

という不安まで抱えてしまうことがあります。

でも、まずお伝えしたいのは、

入社1年未満だから転職してはいけない、という一律のルールはありません。

一方で、

「つらいから、とにかく早く次の会社へ」

と焦って動くこともおすすめできません。

大切なのは「何か月働いたか」という数字だけではなく、

なぜ辞めたいのか。
今の会社で状況が変わる可能性はあるのか。
そして次の会社では何を変えたいのか。

を一つずつ分けて考えることです。

この記事では、新卒で入社して1年未満のうちに転職を考え始めた方に向けて、

今の会社を続けるか、転職を考えるかを判断するための材料

を整理していきます。

「辞めるべき」「続けるべき」とこちらから決めつける記事ではありません。

読み終えたときに、自分なりの次の一歩が少し見えてくれば十分です。


入社1年未満でも転職はできる?

結論からいえば、

入社1年未満であることだけを理由に、転職そのものができなくなるわけではありません。

求人によって求める経験年数や条件は異なりますし、若手を対象とした採用もあります。

ただし、入社して数か月で転職する場合、

「なぜ短い期間で転職を考えたのですか?」

と応募先から聞かれる可能性は考えておいた方がよいでしょう。

これは、

「短期間で辞めた人だから不採用」

と最初から決めつけられる、という意味ではありません。

採用する会社としても、

次の会社では長く働けそうなのか。
今回の転職で何を変えたいのか。

を知りたいからです。

だからこそ、

入社1年未満だから無理

と最初から諦める必要もなければ、

若いから何とかなる

と準備せずに進むのも避けたいところです。


若いうちの離職そのものは、特別珍しいことではない

厚生労働省によると、2022年3月に大学を卒業して就職した人のうち、就職後3年以内に離職した割合は33.8%でした。およそ3人に1人にあたります。

もちろん、この数字は、

「3人に1人辞めているのだから、あなたも辞めて大丈夫」

という意味ではありません。

しかも「3年以内」の数字ですから、「1年未満の転職が有利」という根拠でもありません。

ただ、

キャリアの早い段階で最初の会社を離れる人が、ごく特殊な存在というわけではない

ことは知っておいてよいでしょう。

「自分だけが会社になじめなかった」

「みんなは我慢できているのに、自分だけ弱い」

と決めつける必要はありません。

重要なのは、人と比べて何年続けたかではなく、

自分の場合は、なぜ転職を考えているのか

です。


入社1年未満で転職するか考える20代の会社員


入社1年未満で転職するデメリットも知っておこう

「転職できます」とだけ言われても、不安はなくならないでしょう。

実際、社会人経験が短い段階で転職する場合には、考えておきたい点があります。

ここは良い面だけでなく、先に知っておきましょう。


短期間で転職する理由を聞かれる可能性がある

入社半年や10か月などで転職する場合、

応募先から退職・転職理由を確認されることがあります。

会社側からすれば、

入社後に同じような理由ですぐ辞めないだろうか

という点は確認しておきたいでしょう。

そのため、

上司が嫌だったから
仕事がつまらなかったから
会社が思っていたのと違ったから

だけで終わらせるより、

「何が合わなかったのか」
「その経験から何がわかったのか」
「次の会社では何を大切にしたいのか」

まで整理しておくことが大切です。

面接での具体的な伝え方は、第二回で詳しく取り上げます。


仕事の経験や実績がまだ少ない場合がある

入社1年未満では、まだ仕事を覚えている途中という人も多いでしょう。

大きなプロジェクトを任された経験もなければ、目立った実績もない。

そのため、

「職務経歴書に何を書けばいいんだろう」

と困ることもあります。

でも、

経験が短いことと、何も経験していないことは別です。

例えば、

  • 新入社員研修で学んだこと
  • 担当した業務
  • 電話やメールの対応
  • お客さまとのやり取り
  • 社内で使ったシステム
  • 先輩と一緒に経験した仕事
  • 仕事を通じて身についた基本的な習慣

なども、働いたからこそ得た経験です。

「立派な実績を作らなければ」と考えるより、

短い期間でも、自分が実際に何をしてきたのか

を具体的に整理することから始めましょう。


入社後に経験した仕事を振り返る20代の会社員


「とにかく今の会社から出たい」で次を決めると、同じことを繰り返す可能性もある

私は、ここが一番注意したいところだと思います。

今の会社がつらければ、

「今より良ければ、次はどこでもいい」

と思ってしまうことがあります。

でも、

前の会社が大企業だったから、次は小さい会社。

残業が多かったから、残業が少ない会社。

営業が嫌だったから、とにかく営業以外。

というように、

今の会社の反対側だけを見て次を選ぶ

と、本当に自分に合う会社なのかを確認しないまま転職してしまうことがあります。

最初の会社で、

「思っていた仕事と違った」

という経験をしたなら、その経験こそ次に使いましょう。

何が想像と違ったのか。

どこを確認しておけばよかったのか。

次は何を大切にしたいのか。

これを整理してから転職活動を始めるだけでも、会社の見方は変わります。

初めての転職をどう進めればよいか、7ステップで詳しく見る

辞めるか続けるかを考える5つの判断材料

ここからがこの記事で最も大切な部分です。

「入社1年未満だから辞めない方がいい」

「つらいならすぐ辞めた方がいい」

どちらか一方で判断するのではなく、

自分の現在の状況

を見てみましょう。


1.心身に強い不調が出ていないか

まず確認したいのは、仕事よりも自分の状態です。

例えば、

  • なかなか眠れない状態が続いている
  • 食欲が大きく落ちている
  • 出勤を考えると強い不安を感じる
  • 休日にも仕事のことが頭から離れない
  • 日常生活に支障が出るほどつらい

といった状態が続いているなら、

「せめて1年までは頑張ろう」

という数字だけを目標にしないでください。

転職するかどうかの判断より先に、休養や相談が必要なこともあります。

厚生労働省の「こころの耳」では、全国の働く人や家族などを対象に、電話・SNS・メールによる相談窓口を案内しています。匿名・無料で利用できます。
厚生労働省「こころの耳・相談窓口」

2.入社前に聞いていた条件と大きく違っていないか

次に、

「思っていたのと違う」

の中身を整理します。

例えば、

求人票や面接時に聞いていた仕事内容と、実際の仕事がかなり違う。

休日や勤務時間などについて、事前の説明と大きな違いがある。

こうした場合と、

「仕事をしてみたら想像以上に大変だった」

という場合では、少し意味が違います。

まずは、

何が、どの程度違っているのか

を具体的にしてみましょう。

雇用契約書や労働条件通知書などをもう一度確認するのも一つです。


3.今の会社の中で状況を変えられる可能性はあるか

転職以外で解決できないかも、一度だけ考えてみます。

例えば、

  • 上司に担当業務について相談する
  • 部署異動の制度を確認する
  • 働き方について相談できる窓口を利用する
  • 教育担当者を変えてもらえないか相談する

などです。

もちろん、すべての会社で解決できるわけではありません。

相談しても何も変わらないこともあります。

それでも、

「会社そのものを辞めたいのか」
「今の部署・仕事・人間関係を変えたいのか」

を分けてみると、判断しやすくなります。


4.職場が合わないのか、仕事そのものが合わないのか

これは意外と混ざりやすいところです。

例えば営業職で、

「営業が嫌いだ」

と思っていても、

実際には、

  • 強い新規開拓が合わない
  • 売上目標の追い方が合わない
  • 職場の雰囲気が合わない

という可能性もあります。

反対に、

会社の人間関係には問題がなくても、

仕事内容そのものに興味を持てない

こともあります。

ここを分けて考えないまま、

「営業は全部嫌」

「事務なら楽そう」

などと次の職種を決めると、また違うミスマッチにつながるかもしれません。

今の仕事の中でも、

好きだった部分、嫌だった部分

を分けて書いてみると見えやすくなります。


仕事を離れて今後のキャリアについて考える20代の女性


5.次の会社で「何を変えたいか」が一つでも見えているか

最後に、

次の会社では何を変えたいのか

を考えます。

完璧なキャリアプランは必要ありません。

例えば、

次は仕事内容をもっと確認してから入りたい

ものづくりに関わる仕事を経験してみたい

営業経験は生かしながら、働き方を変えたい

教育体制のある会社を選びたい

そのくらいでも十分です。

反対に、

「今の会社から出られれば、本当にどこでもいい」

という状態なら、求人へ応募する前に少しだけ立ち止まった方がよいかもしれません。

退職することと、次の会社を選ぶことは別の問題です。

辞めたい理由を整理することは、今の会社に残るためだけではなく、次の会社選びを良くするためにも役立ちます。


もう少し続けてもよい人、転職を具体的に考えてよい人

ここまでの5つを踏まえて、いったん整理してみましょう。

もう少し様子を見てもよいケース

例えば、

  • 忙しさが一時的なものとわかっている
  • まだ仕事内容をほとんど経験していない
  • 部署や担当が変われば改善しそう
  • 辞めたい理由が自分でもまだ整理できていない
  • 仕事そのものには興味を感じている

という場合です。

「絶対に残るべき」という意味ではありません。

急いで結論を出さず、もう少し情報を集める余地がある

ということです。

転職を具体的に考えてもよいケース

一方、

  • 心身への負担が大きい
  • 入社前の説明と実際の条件に大きな違いがある
  • 相談しても状況が変わらない
  • 仕事内容やキャリアの方向が自分とは明らかに違う
  • 次の会社で変えたいことが見えてきた

といった場合には、転職について具体的に情報を集め始めてもよいでしょう。

ただし、この一覧も、

「3つ当てはまったら辞める」

といった診断表ではありません。

仕事、健康、生活、家族、経済状況。

一人ひとり事情は違います。

だからこそ、

「1年続いたかどうか」だけで、自分のこれからを決めないこと。

それが今回、一番お伝えしたいことです。

入社1年未満で転職するなら、次に考えたいのは、

「面接で短期離職をどう説明するか」
「次の会社をどう選ぶか」

です。

次項では、面接で短期離職をどう説明するか、そして次の会社をどう選ぶかを具体的に見ていきます。

入社1年未満の転職理由は、面接でどう伝える?

転職する方向で考え始めたとき、次に気になるのが、

「面接で、こんなに早く辞める理由をどう説明すればいいのだろう」

という問題でしょう。

入社して半年や10か月で転職する場合、在籍期間の短さそのものを消すことはできません。

だからこそ、

短期間で辞めたことを無理に取り繕うより、「なぜ転職を考え、次はどうしたいのか」を整理して伝える

ことが大切です。


前の会社への不満だけで終わらせない

例えば、

「上司と合わなかったので辞めたいです」

だけでは、面接する側には、

「次の会社でも人間関係が合わなければ辞めてしまうのでは」

という疑問が残るかもしれません。

そこで、

①何が合わなかったのか
②そこから何に気づいたのか
③次はどんな仕事・環境を選びたいのか

まで考えてみます。

例えば、

入社後、実際に働くなかで、自分はお客さまと長く関係を築く仕事により関心があることに気づきました。今後はその経験を積める環境で働きたいと考え、転職を検討しています。

というように、

「辞めたい理由」から「次に進みたい理由」へ

話をつなげます。

もちろん、きれいな転職理由を無理に作る必要はありません。

大切なのは、

今の会社の悪いところを並べるだけで終わらせないこと

です。


短期離職を無理に正当化しない

逆に、

「自分はまったく悪くありません」

と証明しようとしすぎる必要もありません。

例えば、

入社前に仕事内容を十分確認できていなかった部分もありました。

実際に働いて、自分が仕事に何を求めているのか初めてわかりました。

というように、自分自身が今回の経験から気づいたことを話せると、その後の会社選びにもつながります。

最初の就職活動では、実際に会社員として働いた経験がほとんどなかった人も多いでしょう。

そのときにはわからなかったことが、

一度働いたからこそ見えるようになった。

それも、入社1年未満で経験したことの一つです。


転職理由について嘘を作らない

「短期離職だと不利になりそうだから」と、

本当とは違う理由を作ることはおすすめできません。

細かく事情をすべて話す必要はありませんが、

事実を簡潔に伝え、そのうえで次に何をしたいのかを説明する

方が自然です。

面接は、短期離職を言い訳する場ではありません。

今回の経験を踏まえて、次はどう働きたいのかを伝える場

と考えてみましょう。


入社1年未満での転職に向けて面接準備をする20代の女性


職務経歴書も「短いから書けない」と考えなくていい

入社1年未満の場合、

「職務経歴書がスカスカになりそう」

と不安になる人もいるでしょう。

しかし、長く見せるために文章を水増しする必要はありません。

例えば、

  • 担当した仕事内容
  • 研修で学んだこと
  • 使用した業務システム
  • お客さまへの対応
  • 社内で任された役割
  • 仕事で学んだこと

を具体的に整理します。

厚生労働省の「マイジョブ・カード」では、これまでの職歴・スキルを整理し、その内容を一部転記して履歴書や職務経歴書を作成できる仕組みがあります。

「何を書けばいいかわからない」ときの補助として使えます。

入社してまだ1年未満だと、「職務経歴書に書けるほどのスキルがない」と感じるかもしれません。しかし、短い期間でも、電話対応、接客、資料作成、社内調整など、実際に担当してきた仕事はあります。「自分には何もない」と感じる方は、日々の仕事から経験や強みを見つける棚卸し方法も参考にしてみてください。


入社1年未満で転職するなら、次の会社選びこそ急がない

ここからは、

「転職できるか」よりも「次をどう選ぶか」

を考えてみましょう。

短期離職でもっとも避けたいのは、

今の会社から早く離れたい気持ちが強すぎて、

次の会社を十分確認せずに決めてしまうこと

です。


今の会社の「何が合わなかったか」を次へ持っていく

前述のとおり整理した、

職場が合わなかったのか
仕事内容が合わなかったのか
働き方が合わなかったのか

という違いを、会社選びに使います。

例えば、

「仕事内容は好きだった。でも残業の多さが続けにくかった」

のであれば、仕事そのものを変える必要はないかもしれません。

反対に、

「人間関係には問題がなかったけれど、仕事内容にどうしても興味を持てなかった」

のであれば、業界や職種そのものを見直す方法があります。

最初の会社での経験は、

「次の会社を選ぶためのチェックリスト」

に変えることができます。

次にやりたい仕事がまだ決まっていない方は、「転職したいけどやりたい仕事がない20代へ」も参考にしてください。


転職先となる次の会社について考える20代の女性


未経験の業界へ移るなら、まず仕事の中身を知る

新卒で入った業界そのものが自分に合わないと感じた人は、

別の業界を検討することもあるでしょう。

ただし、

「今とは違う業界なら何でもいい」

ではなく、

その業界ではどんな仕事をするのかを先に調べておきます。

例えば、ものづくりに興味があるなら、製造業という選択肢があります。

未経験から製造業への転職を考えている方はこちら

また、営業・マーケティングなど今の職種経験は生かしながら、働き方を変えたい人なら、リモートワークという方向もあります。

経験を生かしてリモートワーク転職を目指す方法を見る

すべて読む必要はありません。

「自分の場合は、この方向かもしれない」

と思った記事だけ開いてください。

次の転職先に向けて業界や仕事について調べる20代の女性


初めての転職なら「何から始めるか」をもう一度確認しておこう

「転職しよう」と決めたところで、

今度は、

求人を見る?
職務経歴書を作る?
転職サイトに登録する?
エージェントに相談する?

と、新しい疑問が出てきます。

そこで、具体的に転職活動へ進む段階になった人には、先に公開した記事を読んでいただきたいと思います。

第二新卒の転職は何から始める?20代が次の会社で後悔しない7ステップ

この記事では、

転職理由の整理 → 経験の棚卸し → 条件整理 → 業界研究 → 求人探し → 応募書類 → 面接

までを順番に解説しています。

今回の記事で、

「転職について具体的に考えてみよう」

というところまで来た人は、次はこちらへ進むと流れがつながります。


一人で判断しにくければ、誰かに相談する方法もある

入社1年未満で転職を考えていると、

「本当に辞めてもいいのだろうか」

「自分の経歴で転職できるのだろうか」

と、一人で考え続けてしまうことがあります。

家族や友人に話す方法もあります。

また、公的な就職支援を利用する方法もあります。

厚生労働省の「新卒応援ハローワーク」は、大学等を卒業後おおむね3年以内の人も利用でき、就職活動の進め方や求人選びなどについて担当者制で支援を受けられます。

公的支援だけでなく、民間の転職エージェントなどへ相談する方法もあります。

大切なのは、

相談相手に自分の人生を決めてもらうことではありません。

自分だけでは見えなかった選択肢や情報を知り、

最後は自分で決めるために相談する。

そのくらいの距離感でよいでしょう。


入社1年未満での転職についてキャリア相談をする20代の女性


入社1年未満の転職を一人で進めるのが不安な20代へ

転職エージェントナビでは、求職者のこれまでの経歴や希望などをもとに、相談相手となるキャリアアドバイザーを紹介してもらうことができます。

このサービスでは、

初めての転職で何から始めればよいかわからない人

などが想定され、履歴書・職務経歴書などについて支援できるエージェントを紹介する使い方が示されています。

「どの転職エージェントを選べばいいかわからない」

という人にとっては、

最初から一社を自分で選ぶのではなく、自分に合う相談相手を紹介してもらう

という方法もあります。

入社1年未満での転職を、一人で判断するのが不安な20代の方へ

自分のこれまでの経歴や希望などをもとに、キャリアアドバイザーを紹介してもらえる転職支援サービスがあります。転職エージェントナビです。

※主に20代で、東京・大阪・名古屋など都市部での転職を考えている方向けのサービスです。

※転職支援サービスの公式ページへ移動します。


入社1年未満の転職でよくある質問

Q.入社半年で辞めても第二新卒になりますか?

「第二新卒」には、法律などで決められた全国共通の厳密な定義があるわけではありません。

一般には、新卒で就職したあと比較的早い時期に転職活動をする若手を指して使われています。

企業や転職サービスによって対象範囲は異なるため、

「第二新卒という言葉に当てはまるか」より、応募先がどのような人を募集しているか

を確認しましょう。

Q.あと数か月で1年ですが、1年になるまで待った方が有利ですか?

「あと3か月だから」

という数字だけで決める必要はありません。

心身の状態、現在の職場で改善できる可能性、転職準備の状況、生活費などによって事情は違います。

一方で、今すぐ辞める必要がなく、働きながら経験を積んだり転職準備を進められたりするのであれば、

在職したまま情報収集を始める

方法もあります。

「1年」という日付だけではなく、自分の状況全体から考えてみましょう。


Q.会社を辞めてから転職活動を始めても大丈夫ですか?

先に退職するか、在職中に転職活動をするかには、それぞれ事情があります。

退職すれば転職活動に時間を使いやすくなる一方、収入が途切れる可能性があります。

在職中なら収入を得ながら探せますが、応募や面接の日程調整が負担になることもあります。

「どちらが絶対に正解」というものではありません。

健康状態、貯蓄、生活費、現在の職場環境なども含めて判断しましょう。


Q.入社1年未満だと、職務経歴書には何を書けばいいですか?

短い期間でも、

  • 担当した仕事
  • 研修で学んだこと
  • 使用したツールやシステム
  • お客さま対応
  • 身につけたこと
  • 工夫したこと

などを書き出してみてください。

経験を大きく見せる必要はありません。

短い経験だからこそ、具体的に書く。

これを意識すると整理しやすくなります。


転職について整理し次の一歩を考える20代の会社員


まとめ|「1年続いたか」だけで、これからの仕事を決めなくていい

入社1年未満で転職を考えると、

「せめて1年くらいは続けなければ」

という数字が、頭から離れなくなることがあります。

もちろん、仕事を続けることで初めて見えてくるものもあります。

少し時間がたてば状況が変わることもあります。

だから、何でも早く辞めればよいわけではありません。

でも同時に、

「1年」という数字だけを守るために、自分の状況を無視する必要もありません。

大切なのは、

何か月働いたかだけではなく、

そこで何を経験したのか。
何が自分に合わなかったのか。
そして次は何を大切にしたいのか。

を知ることです。

最初の会社選びが、思っていた通りにならなかったとしても、

そこで働いた時間まで消えてしまうわけではありません。

「この働き方は自分には合わなかった」

「次はここを確認してから会社を選びたい」

そう気づけたことも、次の会社を選ぶための材料になります。

キャリアの初めに少し道を外れたように感じても、

それだけで、その先の道まで決まるわけではありません。

一度立ち止まり、自分の現在地を確認して、

また歩き始めればいい。

次の会社では、

「何となく入った会社」ではなく、「自分なりに考えて選んだ会社」

に少しでも近づけるはずです。

入社してからの日数を数えるだけではなく、

これから先の時間にも目を向けてみてください。

あなたのキャリアは、まだ始まったばかりです。

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