※本記事は、プロモーションを含みます。
「入社してまだ1年なのに、もう転職を考えている」
「今の会社が自分に合っていない気がする。でも、次に何をすればいいのかわからない」
「転職サイトを見ても求人が多すぎて、かえって迷ってしまう」
初めての転職では、こんな悩みを抱える人も少なくありません。
特に新卒で入った会社が思っていた環境と違った場合、焦って次の会社を探したくなることもあるでしょう。
でも、最初にやることは求人サイトを開くことではありません。
まず、
「なぜ転職したいのか」
「次の会社では何を変えたいのか」
を整理するところから始めてみましょう。
20代の転職は、単に今の会社を辞めて別の会社へ移るだけではありません。
これからどんな仕事を経験し、どんな力を身につけていくかを考え直す機会にもなります。
この記事では、20代・第二新卒で初めて転職する人に向けて、何から始めればよいのかを7つのステップで順番に解説します。
今すぐ転職すると決めていなくても大丈夫です。
まずは自分の状況を整理するところから始めてみてください。
20代・第二新卒の転職で最初にやるべき3つのこと
転職したいと思ったとき、いきなり求人検索を始める人もいるでしょう。
もちろん求人を見ること自体が悪いわけではありません。
ただ、その前に整理しておきたいことが3つあります。
1.なぜ転職したいのかを書き出してみる
まず、「会社を辞めたい理由」をできるだけ具体的にしてみましょう。
たとえば、
- 仕事内容が自分に合わない
- 残業が多く、生活とのバランスが取れない
- 職場の人間関係がつらい
- 給与や待遇に不満がある
- 希望していた仕事を担当できない
- 将来につながる経験を積めている気がしない
- 会社の雰囲気や考え方が自分に合わない
などです。
ここで大切なのは、単に
「今の会社が嫌だ」
で終わらせないことです。
なぜなら、理由が曖昧なまま次の会社を選ぶと、同じような不満を抱える会社を選んでしまう可能性があるからです。
例えば、
「残業が嫌だ」
という場合でも、
本当に問題なのは残業時間そのものなのか、それとも急な残業が多く予定を立てられないことなのかでは、次の会社に求める条件も変わります。
まずは紙でもスマートフォンのメモでも構いません。
「今の会社で困っていること」
を思いつくまま書き出してみましょう。
きれいな文章にする必要はありません。
これは面接のためではなく、まず自分自身が状況を理解するための作業です。

「今の仕事/次の仕事」をノートで整理
2.次の会社で変えたいことを3つ程度に絞る
辞めたい理由を書き出したら、今度は、
「次の会社では何を変えたいか」
を考えます。
ここで注意したいのは、すべての希望を満たす会社を探そうとしないことです。
給与が高く、残業がなく、勤務地も近く、仕事内容も面白く、休みも多く、人間関係もよく、将来性もある――。
もちろん全部そろえば理想的です。
しかし、条件が増えるほど会社選びは難しくなります。
そこで、希望条件を次の3つに分けてみると整理しやすくなります。
絶対に譲れないこと
できれば実現したいこと
条件によっては妥協できること
例えば、
絶対に譲れない:休日・仕事内容
できれば実現したい:給与アップ
妥協できる:通勤時間
という具合です。
今の会社に入ったときには気づかなかったことが、実際に働いたからこそ見えていることもあります。
「最初の会社選びを間違えた」と考えるより、
最初の会社で働いた経験から、自分が仕事に何を求めているのかが少しわかってきた
と考えてみてもよいでしょう。
その経験は、次の会社選びに使えます。
3.いつごろ転職したいのかを考える
もう一つ決めておきたいのが、転職時期です。
「いつか転職できればいい」のか。
「できれば3か月くらいの間に転職したい」のか。
それとも、「まだ辞めるとは決めておらず、まず情報収集したい」のか。
ここが違うだけで、今やるべきことも変わります。
まだ迷っている段階なら、求人情報を見たり、自分の経験を棚卸ししたりしながら考えても構いません。
一方で、
「近いうちに転職したい」
という気持ちが固まってきているなら、履歴書や職務経歴書の準備、求人探し、応募といった具体的な行動へ進む段階です。
転職するかどうかを今日中に決める必要はありません。
まずは、
今は「悩んでいる段階」なのか
「情報を集める段階」なのか
「実際に転職活動を始める段階」なのか
を自分なりに確認してみてください。
これだけでも、「何から始めればいいかわからない」という状態から一歩進めます。
入社1~2年で転職を考えても大丈夫?
新卒で入社して間もない人ほど、
「もう辞めたら経歴に傷がつくのでは」
「最低でも3年は働くべきでは」
と不安になるかもしれません。
確かに、短期間での離職について、転職先の企業から理由を聞かれることは考えておく必要があります。
だからといって、
「3年間勤めなければ転職してはいけない」
と一律に考える必要もありません。
厚生労働省の公表資料によると、2022年3月に大学を卒業して就職した人のうち、就職後3年以内に離職した人の割合は33.8%でした。
およそ3人に1人です。
もちろん、この数字は「早く辞めた方がいい」という意味ではありません。
ただ、キャリアの早い段階で最初の会社を離れる人が、決してごく特殊な存在ではないことはわかります。
大切なのは、
「何年働いたか」だけではなく、なぜ転職するのか、次は何をしたいのかを自分なりに説明できるようにすること
です。
第二新卒とは?
転職について調べ始めると、「第二新卒」という言葉を目にする機会が増えてきます。
一般に、新卒で就職した後、比較的短い期間で転職活動をする若手を指して使われる言葉です。
ただし、「卒業後○年まで」という全国共通の厳密な定義があるわけではなく、企業や転職サービスによって対象範囲が異なる場合があります。
厚生労働省の「新卒応援ハローワーク」では、大学などを卒業後おおむね3年以内の人も支援対象としており、就職後に退職した人や、卒業後3年以内で現在働いている人も利用できます。
そのため、「一度就職したのだから、もう新卒向けのような支援は使えない」と決めつける必要はありません。
民間の転職サービスだけでなく、公的な支援を利用する選択肢もあります。
職歴が短くても、整理できる経験はある
入社1年や2年で転職を考えている人からすると、
「職務経歴書に書くような経験なんてない」
と思うかもしれません。
しかし、仕事をしてきた期間が短くても、
- 担当した仕事
- 覚えた業務
- お客さまや社内の人と接した経験
- 工夫して取り組んだこと
- 上司や先輩から評価されたこと
- 逆に、苦手だと感じたこと
などはあるはずです。
華々しい実績を書く必要はありません。
大切なのは、経験を大きく見せることではなく、
短い経験でも、何をして、何を学んだのかを具体的に整理すること
です。
この棚卸しは、後ほど紹介する転職活動の7ステップでも詳しく行います。
20代の転職では「次の会社」だけでなく、その先のキャリアも考えたい
ここで少しだけ、目の前の転職活動より先のことも考えてみましょう。
20代は、多くの人にとって仕事の経験を積み始める時期です。
どんな仕事を経験するのか。
どんなスキルを身につけるのか。
どんな人たちと働くのか。
どんな業界を知るのか。
そうした一つひとつが、少しずつその後のキャリアにつながっていきます。
だからこそ、今の会社がつらいときにも、
「ここから出られるなら、次はどこでもいい」
とは、できれば考えないでほしいのです。

パソコンを前に将来の仕事を考える
20代は仕事の土台をつくっていく時期
20代で働き始めたばかりのころは、自分が将来どんな仕事をしているか、はっきり決まっていない人も多いでしょう。
それで構いません。
むしろ実際に働いてみなければ、自分に向いている仕事や、苦手な働き方がわからないこともあります。
最初の会社で、
「人と話す仕事は意外と好きだった」
「数字を追うより、ものづくりに関わる方が興味を持てそうだ」
「仕事内容は好きだけれど、この働き方を長く続けるのは難しい」
と気づくこともあります。
そうした発見も、立派なキャリアの材料です。
厚生労働省の「マイジョブ・カード」でも、自分が大切にしている価値観や強み・弱み、これまでに得た知識・能力・スキルを整理し、今後の目標を考えるための仕組みが用意されています。
転職を考えたことをきっかけに、一度、自分の仕事について振り返ってみるのもよいでしょう。
最初の会社選びですべてが決まるわけではない
一方で、
「20代のキャリアは重要です」
と言われると、
「では、最初の会社選びを間違えた自分はもう遅いのでは」
と不安になる人もいるでしょう。
そういう意味ではありません。
最初の会社が自分に合わなかったとしても、そこで働いたからこそわかったことがあります。
仕事の向き不向き。
自分が大切にしたい働き方。
会社を選ぶときに、もっと確認しておけばよかったこと。
それらを次の選択に生かせます。
20代のキャリア初期は重要だからこそ、一度決めた道を無理に進み続けるのではなく、必要なら方向を見直すことにも意味があります。
ただし、焦って別の会社へ移ることが目的ではありません。
今度は、
「なぜその会社を選ぶのか」
を自分なりに説明できる転職にしていきましょう。
次の転職で「得たいもの」を一つ考えてみる
次の会社を選ぶときには、
「今の会社の何が嫌なのか」
だけでなく、
「次の仕事から何を得たいのか」
も考えてみてください。
例えば、
- 営業力を身につけたい
- 専門的な技術を覚えたい
- 未経験の業界に挑戦したい
- 将来につながる経験を積みたい
- 長く続けられる働き方を見つけたい
- 自分の得意なことを生かせる仕事をしたい
などです。
まだ明確な職業名まで決める必要はありません。
「次の数年間で、こういう経験を積みたい」
という程度でも十分です。
それが見えてくると、求人を見るときにも、
「有名な会社だから」
「給料が高いから」
「今の会社より良さそうだから」
だけではなく、
「この会社で自分は何を経験できるだろう」
という視点を持てるようになります。
そして、ここまで整理できたら、いよいよ実際の転職活動です。
次は、
20代・第二新卒の初めての転職を、7つのステップでどのように進めていけばよいのか
を順番に見ていきましょう。
20代・第二新卒の初めての転職を7ステップで進める
ここまで、転職したい理由や、次の会社で変えたいことを整理してきました。
では、実際に転職活動を始めるとしたら、何をどの順番で進めればよいのでしょうか。
初めての転職では、最初から完璧な職務経歴書を作ったり、何十社もの求人を比較したりする必要はありません。
大切なのは、
「自分を知る → 仕事を知る → 応募する」
という順番です。
ここでは、20代・第二新卒の転職活動を7つのステップに分けて見ていきます。
STEP1 転職したい理由を「次に望むこと」へ言い換える
第一回で、「なぜ今の会社を辞めたいのか」を整理しました。
ここでもう一歩進めてみましょう。
例えば、
残業が多くてつらい
↓
次は勤務時間をある程度予測できる会社で働きたい
希望していた仕事を担当できない
↓
次は○○の経験を積める仕事を選びたい
職場の雰囲気が合わない
↓
次は仕事内容だけでなく、会社の考え方や職場環境も確認したい
という具合です。
つまり、
「嫌だったこと」を「次に求める条件」へ変えていく
わけです。
これは面接で転職理由を話すためだけの作業ではありません。
求人を見るときの、自分なりの「ものさし」を作るためでもあります。
今の会社に対する不満だけで次の会社を探すと、
「今よりよさそう」
という理由だけで応募先を選びやすくなります。
一方、
「次はこういう経験をしたい」
まで言葉にできれば、会社を比較するときの基準ができます。
STEP2 これまでの経験と「できること」を棚卸しする
20代・第二新卒の場合、
「社会人経験が短いから、アピールできることがありません」
と思う人もいるでしょう。
しかし、経験年数が短いことと、経験が何もないことは別です。
まずは、今の仕事で経験したことを書き出してみます。
例えば、
- どんな仕事を担当したか
- どんな商品やサービスを扱ったか
- どんなお客さまと接したか
- どんな社内業務を経験したか
- パソコンや業務システムをどの程度使ったか
- 上司や先輩から任された仕事は何か
- 自分なりに工夫したことはあるか
- 苦手だった仕事は何か
などです。
ここで重要なのは、
「すごい実績を探そう」としないこと。
営業成績全国1位、社長賞受賞、大型プロジェクト成功――そんな実績がなくても構いません。
例えば、
電話対応に慣れた
Excelで簡単な集計ができるようになった
お客さまへの説明を任されるようになった
工程を守って仕事を進める習慣がついた
社内の複数部署とのやり取りを経験した
これも仕事を通して身につけた経験です。
20代の転職では、完成した能力だけを見るのではなく、
「今まで何を経験し、これから何を身につけたいのか」
まで整理しておくと、次の仕事を考えやすくなります。
自己分析をしようとしても、「自分にはこれといったスキルがない」と感じて手が止まってしまうことがあります。そんなときは、資格や特別な実績ではなく、毎日の仕事から経験を拾い直してみましょう。「スキルがない」と感じる20代向けに、経験を棚卸しする方法をこちらの記事で具体的に紹介しています。

転職に向けてこれまでの仕事経験を整理する20代の会社員
自分だけでは整理しにくいときは公的ツールも使える
厚生労働省の「マイジョブ・カード」には、これまでの職歴やスキル、強み・弱み、価値観などを整理してキャリアプランを考える仕組みがあります。
履歴書や職務経歴書の作成にも一部活用できます。
「自己分析」と聞くと難しく感じるかもしれません。
しかし、目的は自分にぴったりの職業を一度で発見することではありません。
「自分は何をしてきた人なのか」を一度言葉にしてみる。
まずはそれで十分です。
STEP3 次の会社に求める条件に順位をつける
経験を整理したら、今度は次の会社に求める条件を考えます。
例えば、
- 仕事内容
- 給与
- 勤務地
- 通勤時間
- 休日
- 残業
- 教育・研修
- 転勤の有無
- リモートワークの可否
- 会社の規模
- 将来身につくスキル
などがあります。
ここで全部に「◎」を付けてしまうと、会社を選べなくなります。
そこで、
A:絶対に譲れない条件
B:できれば満たしたい条件
C:ほかの条件次第では譲れる条件
の3段階に分けてみましょう。
例えば、
A:仕事内容、休日
B:給与、勤務地
C:会社規模、服装
という具合です。
前項で考えた、
「次の仕事で得たいもの」
も、ここに入れます。
20代のキャリア初期では、現在の給与だけでなく、
その会社でどんな経験を積めそうか
という視点も持っておきたいところです。

転職先に求める条件を比較して考える20代の会社員
STEP4 業界や職種を調べる
転職すると決めても、
「次に何をしたいかまでは決まっていない」
という人も珍しくありません。
そんなとき、いきなり求人会社を一社ずつ見ていくより、
まず業界や職種そのものを調べてみる
方法があります。
例えば、
営業とはどんな仕事なのか。
製造業にはどんな職種があるのか。
施工管理とは何をする仕事なのか。
リモートワークがしやすい職種にはどんなものがあるのか。
仕事内容を知ってから求人を見ると、
「会社名は知っているけれど、実際に何をする仕事かわからない」
という状態を減らせます。
厚生労働省の「職業情報提供サイト job tag」では、仕事内容、仕事に就く方法、必要な知識やスキルなどを職業ごとに調べることができます。
職業経験が少ない人向けに、興味・価値観から職業を探したり、未経験でも比較的入りやすい仕事を調べたりする機能も案内されています。
未経験から別の業界へ行くことも選択肢
20代であれば、
「最初に入った業界を一生続けなければならない」
と考える必要はありません。
今の仕事で得た経験を生かしながら、別の業界や職種を検討することもできます。
例えば、ものづくりに興味がある人なら、製造業について調べてみるのも一つです。
また、建設・施工管理などの分野に興味がある人はこちらの記事も参考にしてください。
営業・マーケティングなど、これまでの職種経験を生かしながら「働く場所」を変えたい人なら、リモートワークを視野に入れる方法もあります。
ここで大切なのは、
「人気がある業界だから」だけで決めないこと。
仕事内容、必要なスキル、自分の経験との接点を見ながら、
「少し興味がある」
という業界を2~3個程度調べてみれば十分です。
どんな仕事を選べばいいか迷っている方は、「やりたい仕事がない20代向けの記事」で考え方を整理しています。

転職に向けて業界や職種について調べる20代の会社員
STEP5 転職サイトと転職エージェントを使い分ける
業界や職種の方向が少し見えてきたら、求人を探します。
ここで初めて、
転職サイトや転職エージェント
の出番です。
両者は、どちらか一方だけが正解というものではありません。
| 転職サイト | 転職エージェント |
|---|---|
| 自分で求人を検索する | 希望などを伝えて求人を紹介してもらう |
| 自分のペースで進めやすい | 担当者と相談しながら進められる |
| 多くの求人を自分で比較できる | 書類や面接について相談できる場合がある |
| 自分で判断する場面が多い | 第三者の意見を聞きやすい |
例えば、
「まずどんな求人があるか、自分で広く見たい」
なら転職サイト。
一方、
「初めての転職なので進め方がわからない」
「自分の経歴でどんな仕事を狙えるのか相談したい」
という人なら、転職エージェントを利用する方法があります。
もちろん、両方使っても構いません。
転職サイトで求人を見ながら、必要なところだけ転職エージェントに相談するという使い方もできます。
この違いについては、すでに別の記事で詳しく解説しています。
転職サイトと転職エージェントはどっちを使うべき?初心者向けに詳しく見る

転職サイトと転職エージェントの利用を検討する20代の求職者
STEP6 履歴書・職務経歴書を作る
応募したい求人が見つかってから慌てないよう、履歴書や職務経歴書も準備していきます。
第二新卒の場合、
「職務経歴書に書けることが少ない」
と感じやすいかもしれません。
しかし、ここでも大切なのは経験を大きく見せることではありません。
例えば、
悪い意味で短くする
営業を担当しました。
ではなく、
短い経験でも具体的にする
法人のお客さまへの電話・メール対応、先輩社員に同行しての商談、見積書作成などを担当しました。
という具合です。
期間が短くても、
誰に対して、何を、どのように行っていたのか
を具体的にすると、仕事の中身が伝わりやすくなります。
STEP2で作った「経験の棚卸し」を、ここで使います。
マイジョブ・カードでも、整理した経歴や能力・強みを履歴書や職務経歴書作成へ活用できる仕組みが用意されています。
一人で書くのが難しければ、相談する方法もある
初めての転職では、
「これで書き方が合っているのかわからない」
ということもあるでしょう。
そんな場合は、転職支援サービスを利用して、応募書類の作り方などを相談する方法もあります。
今回紹介する転職支援サービスでは、初めての転職で何から始めればよいかわからない人に対し、履歴書や職務経歴書の書き方から支援できるエージェントを紹介することが、転職エージェントナビからの提案例として示されています。
自分に合うキャリアアドバイザーを探してみる →
初めての転職に向けて履歴書や職務経歴書を作成する20代の求職者
STEP7 応募・面接では「選ばれる」だけでなく、自分も会社を見る
書類ができたら、いよいよ応募・面接です。
初めて転職する人ほど、
「会社に採用してもらわなければ」
という気持ちが強くなりがちです。
もちろん面接では、自分の経験や転職理由を相手に伝える必要があります。
しかし、面接は会社があなたを見るだけの場ではありません。
あなた自身も、その会社で本当に働きたいかを確認する機会です。
例えば、
- 実際にはどんな仕事を担当するのか
- 入社後はどのように仕事を覚えるのか
- 配属先はどのような職場なのか
- 求人票を読んでわからなかった点はないか
- 自分が身につけたい経験を積めそうか
など、応募前にわからなかったことを整理しておきましょう。
特に最初の会社で、
「入社してみたら想像と違った」
という経験をしているなら、その経験を次に生かせます。
前回は確認しなかったことを、今度は確認してみる。
前回は会社名や条件だけで選んだなら、今度は仕事内容まで確認してみる。
それだけでも、会社選びは変わってきます。
7ステップを全部一度に終わらせる必要はない
ここまで読むと、
「やることが多い……」
と思ったかもしれません。
しかし、7つを今日全部終わらせる必要はありません。
まず、
転職理由を整理する。
次に、
自分がやってきたことを書き出す。
そして、
興味のある仕事を少し調べる。
そこまで進んでから、求人を探しても遅くありません。
初めての転職だからこそ、
「早く次の会社を決めること」より、「次をどう選ぶか」を考えること。
それが、キャリア初期の転職では大切です。
では、実際に求人を見始めたとき、
次の会社で同じ後悔を繰り返さないためには、どこを確認すればよいのでしょうか。
次は、会社選びで見ておきたいポイントと、20代の初めての転職で「誰に相談するか」という考え方について見ていきます。
次の会社で同じ後悔を繰り返さないための5つのチェック
ここまで、転職理由の整理から求人探し、応募・面接までを7つのステップで見てきました。
しかし、転職活動で本当に大切なのは、
「内定をもらうこと」だけではありません。
特に最初の会社で、
「思っていた仕事と違った」
「こんな働き方だとは知らなかった」
という経験があるなら、その経験を次の会社選びに生かしたいところです。
応募する前や内定を受ける前に、次の5つを確認してみましょう。
1.求人票だけで仕事内容を判断していないか
求人票には、仕事内容や勤務条件などが掲載されています。
ただし、限られたスペースだけですべてを理解するのは難しいものです。
例えば「営業」と書かれていても、
- 新規のお客さまを中心に回るのか
- 既存のお客さまを担当するのか
- 電話やオンライン中心なのか
- 外回りが多いのか
- 個人向けなのか法人向けなのか
によって、実際の働き方はかなり違います。
面接では、
「入社後、具体的にどのような仕事から担当しますか?」
など、求人票だけではわからなかったことを確認してみましょう。
2.「今の会社と反対だから」だけで選んでいないか
今の会社で残業が多かったから、残業の少ない会社。
大企業が合わなかったから、小さな会社。
人と話す仕事がつらかったから、一人でできそうな仕事。
こう考えるのは自然なことです。
ただ、
「今の会社と反対=自分に合う会社」
とは限りません。
残業を減らしたいなら、
「残業ゼロ」という言葉だけではなく、
その分、仕事内容や給与、働き方はどう変わるのか
まで確認します。
「嫌だったものから離れる」だけでなく、
「次は何を得たいのか」
というさきに述べた視点に戻ってみましょう。
3.給与や知名度だけで決めていないか
給与はもちろん重要な条件です。
会社名や知名度を気にすることも悪いことではありません。
ただ、20代のキャリア初期では、
「その会社でどんな仕事を経験できるか」
も一緒に考えておきたいところです。
例えば、
- 希望する仕事を担当できそうか
- 仕事を覚えるための支援はあるか
- 将来につながるスキルを身につけられそうか
- 数年後の自分をイメージできるか
などです。
目先の条件だけでなく、
「ここで2~3年働いたら、自分は何をできるようになっていそうか」
と考えてみると、少し違った会社の見方ができます。

複数の求人を比較しながら転職先を検討する20代の女性
4.面接で「自分も会社を確認する」意識を持っているか
面接となると、
「うまく答えなければ」
「採用してもらわなければ」
という気持ちになりがちです。
でも、転職後にその会社で働くのはあなたです。
面接は、
会社が応募者を確認する場であると同時に、応募者が会社を確認する場
でもあります。
疑問に思っていることがあれば、事前にメモしておきましょう。
例えば、
入社後はどのような仕事から担当しますか?
配属予定の部署にはどんな人がいますか?
未経験の業務についてはどのように覚えていきますか?
1日の仕事の流れを教えていただけますか?
などです。
質問できる内容は会社や面接段階によって異なりますが、
「入ってみるまで何も聞かない」
という状態はできるだけ避けたいところです。
5.一人だけで決めようとしていないか
家族や友人に転職について相談する人もいるでしょう。
身近な人だからこそ話せることもあります。
一方で、
「その業界のことまではわからない」
「今の転職市場で自分がどんな仕事を狙えるのかわからない」
ということもあります。
そんなときは、ハローワークや転職エージェントなど、仕事選びについて相談できる第三者を利用する方法もあります。
大切なのは、
誰かに決めてもらうことではありません。
自分だけでは気づかなかった選択肢や考え方を知ったうえで、
最後は自分で選ぶこと
です。

オンラインでキャリアアドバイザーに転職相談する20代の女性
20代の初めての転職では「どの会社」だけでなく「誰に相談するか」も考えてみる
転職エージェントを使おうと思って検索すると、今度は別の問題が出てきます。
「転職エージェントが多すぎて、どこを選べばいいかわからない」
という問題です。
大手の転職エージェント。
20代向けのサービス。
業界専門のサービス。
未経験転職を得意とするサービス。
たくさんあります。
しかも、同じ転職エージェント会社を利用しても、担当するキャリアアドバイザーによって相談の進め方や得意な業界などが違うこともあります。
そこで、
「転職エージェント会社を自分で一社選ぶ」
以外にも、
自分の経歴や希望などに合うキャリアアドバイザーを紹介してもらう
という方法があります。
自分に合うキャリアアドバイザーを紹介してもらうサービスもある
今回紹介する転職エージェントナビは、求職者のこれまでのキャリアや希望などをもとに、キャリアアドバイザーとのマッチングを行うサービスです。
初めて転職する人なら、
- 何から始めればよいかわからない
- 履歴書・職務経歴書に何を書けばよいかわからない
- 自分に向いている仕事がわからない
- 希望する業界への転職方法がわからない
- 次の会社では同じ後悔をしたくない
といったことも相談できます。
つまり、
「求人を紹介してくれる会社を探す」だけではなく、「自分が相談しやすい相手を探す」
という考え方です。
こんな20代なら検討しやすい
特に相性がよいのは、
- 初めて転職する
- 転職活動を具体的に始めようとしている
- 自分だけでは応募先を決めにくい
- 履歴書や職務経歴書について相談したい
- 未経験の業界・職種も検討している
- どの転職エージェントを選べばよいかわからない
という人です。
利用者側に料金はかかりません。
「登録したら必ずそこで転職しなければならない」というものでもありません。
まず相談し、紹介されたキャリアアドバイザーとの相性や提案内容を見ながら、自分で判断していけばよいでしょう。
一方、こんな人は急いで申し込まなくてもよい
逆に、
「転職するかどうか、まだほとんど考えていない」
という段階なら、まずこの記事で紹介した自己整理や業界研究から始めても構いません。
また、
自分で求人を探し、応募先もほぼ決まっていて、相談する必要を感じていない
という人なら、無理に転職エージェントを利用する必要もありません。
転職支援サービスは、
必要な人が、必要なときに使うもの
です。
初めての転職で「どの転職エージェントに相談すればよいかわからない」という20代の方へ
自分のこれまでの経験や希望などをもとに、相談相手となるキャリアアドバイザーを紹介してもらえる転職支援サービスがあります。それが、転職エージェントナビです。
※転職支援サービスの公式ページへ移動します。
※主に20代で、東京・大阪・名古屋など都市部での転職を考えている方向けのサービスです。
自分に合うキャリアアドバイザーを無料で探してみる今すぐ転職活動を始めなくてもよい場合もある
ここまで転職の進め方について解説してきましたが、
すべての人に「すぐ転職しましょう」と勧めたいわけではありません。
今感じている不満が、転職以外の方法で変わる可能性もあります。
例えば、
一時的に仕事が忙しいだけかもしれない
繁忙期などで、今だけ仕事量が増えている場合があります。
忙しさが一時的なものなのか、それとも今後も続くのか。
少し確認してから判断してもよいでしょう。
配置転換などで状況が変わる可能性がある
仕事内容そのものより、
「今の部署が合わない」
という場合もあります。
会社に異動制度があるなら、転職以外の選択肢がないか確認する方法もあります。
まだ「次に何を変えたいか」がまったく見えていない
今の会社を辞めたい気持ちはある。
でも、
「次は何をしたいのか」
「何が嫌だったのか」
もまだわからない。
そんな場合は、焦って応募するより、STEP1~STEP4にいったん戻っても構いません。
心身がつらいときは、転職活動より自分の状態を優先する
仕事が原因で眠れない。
食事がとれない。
強い不安が続いている。
日常生活に支障が出るほど心身がつらい。
そういう場合は、
「次の転職先を急いで探さなければ」
と無理をしないでください。
身近な人、医療機関、会社の相談窓口、公的な相談窓口などを利用する方法があります。
厚生労働省の「こころの耳」には、働く人やその家族向けの相談窓口があります。
転職活動は、体調や生活を立て直してから始めることもできます。

転職を急がず自分のこれからについて考える20代の会社員
20代・第二新卒の初めての転職でよくある質問
Q.入社1年未満でも転職できますか?
入社1年未満だから転職できない、ということではありません。
ただし、応募先から短期間で転職する理由を聞かれる可能性はあります。
「今の会社が嫌だったから」だけで終わらせず、
なぜ転職したいのか、次の会社で何をしたいのか
を整理しておきましょう。
Q.第二新卒は何歳までですか?
第二新卒には、法律で決められた一律の年齢や期間があるわけではなく、企業や転職サービスによって扱いが異なります。
一般には、新卒で就職してから比較的早い時期に転職活動をする若手を指す場合が多くあります。
「自分は第二新卒なのか」という言葉そのものより、
応募したい企業がどのような経験・年齢層を対象にしているか
を確認する方が実際の転職活動では重要です。
Q.在職中に転職活動をした方がよいですか?
在職中に転職活動をすれば、収入を確保しながら次の仕事を探せるという面があります。
一方、仕事を続けながら応募や面接の日程を調整する負担もあります。
現在の体調、生活費、職場環境などによって事情は異なるため、
「必ず在職中」「必ず先に辞める」
と一律には考えない方がよいでしょう。
Q.職務経歴書に書ける経験がほとんどありません
社会人経験が短くても、
- 担当した仕事
- 覚えた業務
- お客さまとのやり取り
- 社内で任されたこと
- 工夫したこと
- 身につけた基本的なスキル
などを書き出してみてください。
上の方で述べた
「STEP2 これまでの経験と『できること』を棚卸しする」
へ戻って整理すると作りやすくなります。
Q.転職サイトと転職エージェントはどちらを使えばよいですか?
どちらか一方に決める必要はありません。
自分で幅広く求人を見たいなら転職サイト。
進め方や求人選び、応募書類などを相談したいなら転職エージェント。
という使い分けもできます。
Q.転職エージェントは何社も登録した方がいいですか?
たくさん登録すれば必ず転職がうまくいく、というものではありません。
数を増やしすぎると、連絡や面談の日程管理だけで疲れてしまう場合もあります。
まずは、
「自分の話をきちんと聞いてくれるか」
「希望に合う提案があるか」
「相談しやすいか」
を見てみましょう。
担当者との相性が合わないと感じたときには、担当変更や別のサービスを検討する方法もあります。
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転職活動の方向を整理して前向きに準備する20代の女性
まとめ|最初の会社が合わなかったなら、次は「選び方」から変えてみよう
初めての転職では、
「早く次の会社を見つけなければ」
と焦ることもあるでしょう。
しかし、最初にやりたいのは求人への応募ではありません。
この記事で紹介したように、
なぜ転職したいのかを整理する。
これまでの経験を振り返る。
次の会社で何を得たいのか考える。
業界や職種を調べる。
応募先を自分なりの基準で比較する。
そうした準備をしてから求人を見ることで、会社の見え方も少し変わってきます。
最初に入った会社が自分に合わなかったとしても、その経験まで無駄になるわけではありません。
「自分にはこの働き方は合わなかった」
「次はここを確認したい」
とわかったことも、次の会社を選ぶ材料になります。
そして、一人では整理しにくいときには、第三者に相談する方法もあります。
大切なのは、
誰かに自分の人生を決めてもらうことではなく、相談しながら自分で納得できる選択をすること。
20代のキャリア初期だからこそ、焦って「どこかの会社」に入るのではなく、
これからどんな仕事を経験したいのか
まで考えながら、次の一歩を選んでみてください。
初めての転職を一人で進めるのが不安な20代の方へ
これまでの経歴や希望などをもとに、自分に合ったキャリアアドバイザーを紹介してもらえる転職支援サービスがあります。転職エージェントナビです。
履歴書・職務経歴書、求人選び、面接対策などについても相談できます。
自分に合うキャリアアドバイザーを無料で探してみる※転職エージェントナビの公式ページへ移動します。
※主に20代で、東京・大阪・名古屋など都市部での転職を考えている方向けのサービスです。
ここまで読んでくださったあなたへ
転職を考え始めたときは、目の前にあるのは「辞めたい」「どうしよう」「次も失敗したら」という不安ばかりだったかもしれません。
でも、ここまで読み進めてきた今なら、少し見え方が変わっているのではないでしょうか。
今の会社でうまくいかなかったことも、思っていた仕事と違ったことも、決してそれだけで終わる経験ではありません。
「自分は何が苦手なのか」
「どんな働き方なら続けられそうか」
「これから何を身につけたいのか」
それを知ったこと自体が、次の会社を選ぶための大切な材料になります。
最初の会社ですべてを決める必要はありません。
一度選んだ道を、そのままずっと歩き続けなければならないわけでもありません。
20代は、まだキャリアの入り口です。
これから新しい仕事を知ることもできます。
知らなかった業界へ進むこともできます。
得意なことに気づくこともあります。
今は想像していない仕事を、数年後には楽しんでいるかもしれません。
だから、焦って「正解」を当てようとしなくても大丈夫です。
昨日までより少し自分を知り、少し仕事を知ったうえで、次の一歩を選ぶ。
それだけでも、最初の会社を選んだときとは違う転職になります。
求人を一つ調べてみる。
自分の経験をノートに書いてみる。
誰かに相談してみる。
今日できることは、そのくらいの小さな一歩で十分です。
その一歩の先に、
「この仕事を選んでよかった」
「ここなら、もう少し頑張ってみたい」
と思える毎日が待っているかもしれません。
仕事は、これから何十年も続いていく長い道です。
最初の数歩でつまずいたとしても、そこで道が終わるわけではありません。
むしろ、自分に合う道を探し始めるのは、ここからです。
次に選ぶ仕事が、あなたにとって少しでも「いきいきと働ける仕事」に近づきますように。
そのための一歩を、今日から始めてみてください。

